メンズサウナこり・こり(東京都新宿区歌舞伎町)新宿といえば昨年8月にオープンしたテルマー湯、西武新宿駅前のグリーンプラザ(リ・ラックスパ)が歌舞伎町の東西に建つ。そしてど真ん中にはメンズサウナこりこり。新宿東宝ビル(旧コマ劇場)の西隣、ヒューマックスパビリオンビルという最高の立地にありながら、地下だから看板に気づかなければ通り過ぎてしまうし、意味がわからないのは「こりこり」という名前。昔は「フィンランド」と言ったらしい。

メンズサウナこり・こり(東京都新宿区歌舞伎町)受付は専用階段を降りて地下1階。料金を支払い、下足箱の鍵と引き換えに、ロッカーキーと、タオルや館内着が入ったバッグを受け取る。そしてまた階段を降りて、地下2階のロッカールームへ。浴室と隣接しており、バスタオルや館内着は浴室手前の棚を利用する。平日の真昼間とあって、館内に客はまばら。何か所かあるリクライニングルームは薄暗くて(半消灯)、おまけに静まり返っている。歌舞伎町という土地柄、昼夜逆転の客がいるのかもしれないし、しかし終電後などは客がどっと押し寄せるのかもしれない。

メンズサウナこり・こり(東京都新宿区歌舞伎町)メンズサウナこり・こり(東京都新宿区歌舞伎町)

浴室に入ると、まず目の前には白湯とバイブラ湯(電気風呂付き)があって、壁に設置されたテレビを観ながらの入浴。トルネードバスは3方向からジェットが噴き出す立ち湯。そのわきにはお湯を張っていない湯船もあるが、サウナ施設で高温浴が3つもあれば充実している方だ。

メンズサウナこり・こり(東京都新宿区歌舞伎町)
(写真はメンズサウナこり・こり公式サイトより転載)

サウナは少し離れた場所にあり、機械室を挟んで手前が高温、奥が低温ラジウム。どちらも同じ広さだが、サウナ施設としては決して広くはない。高温の方のテレビは無音で、湯船側のテレビと同じチャンネルだから、漏れ伝わってくる小音量に耳を澄ます。そして高温の100℃に対して、低温の70℃弱は物足りず、ラジウムの説明もないから仕組みや効果はよくわからず。サウナのあとは水風呂へ。浅くて狭いが、水温15℃はかなり引き締まる。

椅子に腰抜けぼーっとしていたら、「アカスリいかがですか?」と声を掛けられた。浴室内で客引きなんて初めてだ。よほど営業熱心なのか、単に暇になったのか。アカスリのベッドが3台もあって、昼間っから常に客が付いていたし、アカスリ目当てに訪ねる客が多いのかもしれない。

メンズサウナこり・こり(東京都新宿区歌舞伎町)
(写真はメンズサウナこり・こり公式サイトより転載)

今回は90分コースで訪ねたので休憩する余裕はなく、3時間コースがあれば嬉しいかも。歌舞伎町のど真ん中にありながらも客がまばらでは寂しいが、隠れ家的な雰囲気が漂うサウナだ。

メンズサウナこりこり ※男性専用
住所/東京都新宿区歌舞伎町1-20-1 [地図]
電話/03-6233-7354
交通/新宿駅東口より徒歩5分
     西武新宿駅より徒歩2分
料金/一般コースA(受付6:00〜16:00、12時間):2,100円
     一般コースB(受付16:00〜22:00、12時間):2,300円
     一般コースC(受付22:00〜6:00、12時間):2,600円
     90分コース(終日受付):1,300円
     60分コース(夏季限定、受付10:00〜15:00):900円
時間/24時間、年中無休

(追記-2020/11/2)
2020/11/24をもって閉店とのこと

メンズサウナこり・こり(東京都新宿区歌舞伎町)