豊島園 庭の湯(東京都練馬区向山)としまえんのキャッチコピーは、水と緑の遊園地。園内には石神井川が流れ、プールとアトラクションの両エリアから成る広大な敷地を有する。歴史は室町時代、豊島氏によって築かれた練馬城まで遡るが、庭園として整備されたのは大正15年。玄関口の豊島園駅を降りると、武蔵野の面影を残す緑の景色だ。そして、としまえんに隣接する系列施設の「豊島園 庭の湯」は、さながら水と緑の日帰り温泉。

豊島園 庭の湯(東京都練馬区向山)水着利用のバーデゾーンと、緑あふれる露天風呂。さらに岩盤浴やリクライニングの休憩エリアなどを備え、しかも子供は入館不可だから子供のどたばたに耳をふさぐこともない。そして18時以降は割引料金になるから、サラリーマンやOLさんの姿も。早めに仕事を終え、リクライニングシートで自宅のリビングのように寛ぐのも良いだろう。

今回は夜間割引で入館。バーデゾーンの利用も入館料金に含まれているが、岩盤浴を利用するとなれば、どう計算しても時間が足りない。岩盤浴は50分間の入れ替え制で、入館の際にフロントで時間を予約する。下足箱の鍵と引き換えにロッカーキー、館内着やタオルセットを受け取る。ロッカーを開ける時は、リストバンドのICタグをタッチし、閉める時はオートロック。脱衣所からは浴室とバーデゾーン双方へ行き来できる。

豊島園 庭の湯(東京都練馬区向山)
(館内案内図は豊島園 庭の湯公式サイトより転載)

浴室で変わっている点といえば、サウナエリアにガラスの壁と扉を設けて、1つの部屋としていることだ。薄暗い照明のフィンランドサウナは雰囲気たっぷりで、テレビもなく、ひたすら汗を流すのみ。アウフグース(ロウリュ)は平日2回開催。中温湿式のテルマリウムサウナもある。そして、ひもを引っ張ると頭上のバケツがひっくり返るガッシングシャワー、水風呂があって、デッキチェアや椅子がずらりと並んでいる。空調も効いているので、サウナ好きはここだけで至福の時を過ごすことができる。

豊島園 庭の湯(東京都練馬区向山)

温泉は地下1,445mより湧出し、透明感ある褐色の湯。天然温泉浴と称する大きな湯船は、一角に寝湯を設け、さらにはミクロバイブラ湯も。人工炭酸泉やカランでは軟水を使用しており、ぬるぬるとした肌ざわり。浴室は露天風呂に面してガラス張り。どこまでが敷地なのかわからないほど緑が生い茂り、大きな岩を配した露天風呂は都会の贅沢か。信楽焼のつぼ湯もある。ちなみに庭園は1,200坪もあり、手掛けたのは造園設計家の小形研三氏。館内より散策路もあるので、時間に余裕があればぜひ。

豊島園 庭の湯(東京都練馬区向山)

岩盤浴室は2階のいちばん奥にあるから移動が大変。円型にドーム天井の汗蒸幕(韓国式サウナ)を、半ドーナツ状に岩盤浴が囲む。化石黄土やゲルマニウム鉱石など6種類の薬石と、入口を2か所設けることで温度を微妙に変えているから、自分好みで楽しめる。11:00〜13:20はフリータイムだが、13:30以降は1回50分間の入れ替え制(追加料金で連続利用可)。クールルームで休息すれば、50分でも2回くらいは利用できるはずだ。

豊島園 庭の湯(東京都練馬区向山)

豊島園 庭の湯(東京都練馬区向山)食事処は落ち着きある和食レストランの雰囲気。メニューはちょっと贅沢感あるけど、女性好みを押さえているし、味や見た目は申し分なし。休憩スペースとして、テーブル席のラウンジ(バーデゾーンを見下ろす)、和室、リクライニングシートが2か所にある。物販コーナーも広く設けており、ご当地フェアや美容関連商品など充実の品揃えだ。

18時からの入館だと、のんびり寛ぐには時間が足りず。かといって通常の入館であれば、バーデゾーンを利用しなければもったいない(男性一人だと利用しづらい雰囲気に思うのは考えすぎか)。とはいえバーデゾーンの屋外フィンランドサウナは本場の雰囲気を感じさせるし、こちらでもアウフグースを開催しているとあって興味を惹かれるのだ。オープン13年記念ということで割引券を貰ったので、また機会を作って訪ねてみたい。

豊島園 庭の湯(東京都練馬区向山)

豊島園 庭の湯
源泉/豊島園 庭の湯(含よう素−ナトリウム−塩化物強塩温泉)
住所/東京都練馬区向山3-25-1 [地図]
電話/03-3990-4126
交通/西武池袋線豊島園駅より徒歩1分
     都営大江戸線豊島園駅より徒歩2分
料金/一般:大人2,310円
     ナイトスパ(18時以降):大人1,295円
     ※館内着・タオルセットのレンタル含む
     ※レンタル水着440円
     岩盤浴は別途500円(休日は700円)
時間/10:00〜23:00、不定休