富士の湯(福島県会津若松市駅前町)法事でひさしぶりに会津若松を訪ねた。市内近郊には東山、芦ノ牧といった温泉街もあるが、夜通し走った寝不足を解消すべく立ち寄ったのは、駅至近の富士の湯という日帰り温泉施設。入館料400円、駐車場無料、仮眠室ありと驚きの三拍子だ。駅至近といえども、裏通りのような雰囲気なのはいかにも地方都市。建物はかなり大きく、日頃訪ねるスーパー銭湯の比じゃない。

富士の湯(福島県会津若松市駅前町)今回は仮眠室を利用すべく、やすらぎセット280円(館内着&タオル)も付け、まずは浴室へ。木の湯、石の湯は男女週替わりで、この日は木の湯が男湯。まったく気づかなかったが、一部の湯船では縁に木を使用していたらしい。

今年は節目のオープン10周年。この間に露天風呂を増設しているらしく、浴室を出ると、露天風呂、通路と段差を経てさらに露天風呂と、やや無理やり感も。露天風呂はほぼ屋根に覆われており、冬場の寒さや降雪対策なのだろうか。浴室内には温泉を使用した湯船、薬湯、腰掛け湯、水風呂2つ。サウナも2つあって、カラカラのドライサウナと温泉スチームサウナ。

富士の湯(福島県会津若松市駅前町)

炭酸泉は露天風呂の寝湯で使用しており、入浴剤のイベント湯でもある。ローズ&サンダルウッドの湯だったが、酸っぱい匂いに我慢できず。岩風呂では水車を眺めながらの入浴。新設の露天風呂には黄金風呂や真珠風呂、信楽焼風呂など一人用の湯船がずらりと並ぶ。地元経営者の協力のもと、壁には国内各地の景勝地の写真パネルを並べて掲げている。露天の開放感はあまりなし。いずれの湯船も概ね1〜2℃熱めなのは土地柄なのだろうか。つぼ湯2つをぬる湯にしていたが、むしろ冷たくて驚いた。

富士の湯(福島県会津若松市駅前町)そして仮眠室へ。畳敷きの部屋で、廊下を挟んで男女別。実質的には4人ほどが横になれる広さしかなく、しかも間近にゲームコーナーという最悪の環境。2階にはボディケア、カットサロン、カラオケルームなどがあり、3階には和風レストランも。「祝膳、法事、各種宴会のご予約承ります」と言うけれど、健康ランド感覚の利用も多いのだろう。祝膳や法事には安っぽいかなと思うが。今回は利用しなかったが、岩盤浴は驚きの190円(50分)。

駅前のフジグランドホテル系列とあって、館内は大型観光ホテルに似た雰囲気。宿泊客には富士の湯の無料券が付くのだとか。温泉風情はないけれど、市内観光で疲れた身体を癒したい、帰路に就くまでにひとっ風呂したい、といった欲求はじゅうぶん満たしてくれる。ついつい長風呂、長居になりそうだが。

富士の湯(福島県会津若松市駅前町)

富士の湯
源泉/ナトリウム・カルシウム−塩化物・硫酸塩泉
住所/福島県会津若松市駅前町2-13 [地図]
電話/0242-32-1126
交通/JR磐越西線・只見線会津若松駅より徒歩3分
     ※無料駐車場350台分あり
料金/大人400円、小人150円(小学生)、幼児90円
     岩盤浴は別途190円(50分)
時間/10:00〜24:00、年中無休