imageいよいよ待ちに待ったこの季節、沖縄でのキャンプを打ち上げ、ベイスターズが横浜に帰ってきた。球春到来を待ちわびたファンで、スタジアムのライトスタンドは試合前から立ち見が出るほどの超満員。今回の改修で座席の色を変えるまでもなく、青一色に埋め尽くされていた。平日の真昼間にもかかわらず、である。この状況だと今年もチケットが取りづらいシーズンになりそうだ。

image試合は2回裏に早くも打線が爆発し、ヤクルトの先発杉浦稔大から打者11人で6得点。そして5回裏には新外国人ロマックの一発を皮切りに計3点を奪い、もはや余裕の展開に。ドラ1ルーキーの左腕今永昇太(#21)は5回を投げて被安打1の快投を見せ、小杉、須田が2イニングずつをきっちり抑えた。終わってみれば、昨年のリーグ覇者ヤクルトを相手に打たれたヒットは3本のみ。幸先のよいスタートだ。

imageブンブン振り回すロマックの打席は、今後の見どころのひとつ。体勢を崩しながらもレフトスタンドにぶち込むとは、さすがのパワーの持ち主だ。猛打賞の関根には、今年こそシーズン通しての活躍を期待したい。そして、ルーキーながら巧みなリードで試合を作った戸柱。開幕スタメンのポジション争いは熾烈を極め、現状ではまったく予想がつかず。残り1か月を切ったシーズン開幕が楽しみだ。