不動滝(湯河原)湯河原梅林はいま7分咲きで、今週末には見頃のピークを迎えるのだろう。開花情報については湯河原町観光協会「Web湯河原」などで確認していただくとして、湯河原といえば温泉である。今回訪ねたのは不動滝のすぐちかくにある大滝ホテル。不動滝は落差15mで、湯河原五大滝のひとつ(ほかは白雲の滝、清水の滝、五段の滝、だるま滝)。「湯かけまつり」(今年は5/28(土)開催)のスタート地点でもある。出世不動尊と出世大黒尊もあったのでお参りし、大滝ホテルで日帰り入浴。

大滝ホテル(湯河原町宮上)大広間や会議室なども備えた200名収容のホテルで、水着を着用の温泉プールや屋上野天風呂もあるが、日帰り入浴客の利用は5階の大浴場と露天風呂のみ。滝の湯、蛍の湯の2つの浴室は早朝をもって男女入れ替えとなり、この日は男湯が蛍の湯。脱衣所では籠を利用するが、貴重品が心配ならリターン式ではないロッカーを使用する。なお、タオルは持参のこと。

大滝ホテル(湯河原町宮上)浴室内、露天風呂とも湯船1つずつ。露天風呂からは道路を挟んで向こう側の山並みを眺める。敷地内に源泉3本を有し、道路端の1号源泉に添えられた由来碑によれば、地下350mより湧出し、毎分約150リットルで泉温106℃とのこと。パンフレットによれば地下600mより湧出し、毎分約300リットルで湧出口88.9℃とのこと。いずれにしても高温のため加水し、循環式ながら豊富にあふれさせている。

源泉について言えば、由来碑には「長年苦心研究の末堀当てた霊泉」とあるのに、パンフレットには「温泉発掘を試みると、瞬く間に湯が湧きだしました」。湯河原らしく湯が優しく、よく温まる温泉だ。

大滝ホテル(湯河原町宮上)

大滝ホテル
源泉/湯河原温泉(ナトリウム・カルシウム−塩化物・硫酸塩泉)
住所/足柄下郡湯河原町宮上750-1 [地図]
電話/0465-62-7111
交通/JR東海道線湯河原駅よりバス15分「不動滝」停徒歩1分
     湯河原駅前より県道75号線で約3.9km
料金/1,000円(小学生以上)
時間/日帰り入浴は14:00〜18:00(最終入館17:00)