瀬戸谷温泉ゆらく(静岡県藤枝市本郷)藤枝市は隣接する静岡市のベッドタウンで、かつ近年は藤枝駅周辺を中心として開発が進められているという。しかし、北部の山間部には豊かな自然が広がっている。市の面積の1/3ほどを占めるのが瀬戸谷地区で、瀬戸谷温泉ゆらくは公設民営の日帰り温泉施設だ。緑に囲まれ、藤枝市民ですら小旅行の気分を味わえそうな立地。車でのアクセスとして、公式サイトでは藤枝バイパス谷稲葉ICの経路を記載しているが、それを確認せず、旧岡部町の県道82号線を走ったのが大失敗。県道とはいえ、山道はいちばん狭いところで幅員2m。帰り道は県道32号線を南下したが、こちらは快適なドライブだった。

瀬戸谷温泉ゆらく(静岡県藤枝市本郷)

そんな田舎にありながらも、公式サイトはしっかりとした作りで、時代感覚も鈍っていない。しかしながら気取った感じの施設ではない。夕暮れ時は常連客が多く、みな地元住民なのだろうか。駐車場はほぼ埋まっていた。休日は周辺のレジャーを兼ねた客もやって来るのだろう。

瀬戸谷温泉ゆらく(静岡県藤枝市本郷)浴室は八角形を男女で二分し、仕切り壁側に10人分のカランが並ぶ。湯船は大きくとった窓に面し、窓越しに庭の緑を眺める。のどかな景色なら露天風呂だ。ぐるりと囲む山並みを眺めつつ、ちょっとぬるめのお湯にうとうとしてしまう。公式サイトによれば、温泉の供給量不足を補うため、源泉1:井戸水1の割合で加水を行っている。そのことを引け目に感じているわけではなかろうが、売りは温泉よりむしろ炭酸泉。これも時代の流れか。(写真は公式サイトより)

屋外にはサウナ小屋を独立して設けている。狭い空間は常連客の社交の場だ。互いに席を譲り合って入れ替わり、そして水風呂から外気浴という流れ。サウナの楽しみ方をよく知っているし、なにより和気あいあいとした雰囲気がいい。客質が店の良さに繋がっているのだろう。

瀬戸谷温泉ゆらく
源泉/瀬戸谷温泉(ナトリウム - 炭酸水素塩・塩化物温泉)
住所/静岡県藤枝市本郷5437 [地図
電話/054-639-1126
交通/JR東海道本線藤枝駅北口よりバス「ゆらく前」停下車
     ※藤枝市自主運行バス(藤枝駅ゆらく線)
     ※毎週木・土曜日は無料シャトルバス運行(1日2便)
     国道1号線(藤枝BP)谷稲場ICより県道32号線経由で約8.2km
     ※無料駐車場73台分あり
料金/大人510円、小人300円(3歳〜小学生) ※3時間まで
時間/9:00〜21:00、毎週月曜日定休(祝日の場合は翌日)