おふろcafe bijinyu(静岡市葵区籠上)お風呂とカフェという異色のコラボで話題沸騰のおふろcafe utatane。そのフランチャイズ店として、11/21にリニューアルオープンしたのが、静岡市のおふろcafe bijinyuだ。もとは静岡温泉美肌湯(びじんゆ)として営業していた同店だが、今回のリニューアルによって和cafeをコンセプトに生まれ変わった。

おふろcafe bijinyu(静岡市葵区籠上)開店の早朝6時より常連客が続々と詰めかけ、風呂場は社交場と化していた。お年寄りの口から飛び出す話題は、熊、猿、ハクビシン。さらには「カマスが跳ねていた」。静岡駅より北へ約2.6kmの立地であるというのに、方言交じりの会話は思い切りローカルだ。脱衣所や浴室のリニューアルはまだ手付かずのようで、ひとむかし前のスーパー銭湯風情。

おふろcafe bijinyu(静岡市葵区籠上)

浴室の扉を開けた瞬間から気づく、硫化水素の甘い香りはカブラヲ温泉。微かに黄色味がかり、すべすべの湯ざわり。市内西ケ谷カブラヲからタンクローリーで運ばれてくる。地下1500mより湧出した籠上温泉はpH9.9の高アルカリ泉で、こちらは店名の由来たる美肌の湯。つるつるの肌ざわりで、高温浴(バイブラ湯)と不感温浴の2つの湯船で使用している。ほかにジャグジー、腰かけ湯、サウナ、小さな水風呂。裏手は山なのに露天風呂がないのはちょっと惜しい。

おふろcafe bijinyu(静岡市葵区籠上)おふろcafe bijinyu(静岡市葵区籠上)
おふろcafe bijinyu(静岡市葵区籠上)おふろcafe bijinyu(静岡市葵区籠上)

わずか1か月足らずの改装期間で大きく変貌を遂げたのが、2階の休憩スペースだ。斬新な発想とも言える、湯船を模したバスタブソファー、箱型収納家具のようなヒトシェルフ。大宮のutataneで話題となったハンモックも存在感を放っている。図書室の雰囲気は洗練され、雑誌や漫画の蔵書数は申し分なし。賤機山の緑に面して、ずらりと並んだリクライニングシート。そしてカフェスタイルの食事処。

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館内の広さを持て余し、有効活用されていない施設も多い。今回のリニューアルでは、温浴施設はかくあるべきという世間や業界のイメージに囚われず、新しいスタイルを作り上げ、さらにライフスタイルの提案とも受け取れる。大宮のutataneは若い客層に支持されているが、こちらは平日とあってか年配層が多かった。戸惑う様子も見て取れたが、それもさもありなん。ところで静岡県と言えば、企業のテストマーケティングが行われる土地。この新しいスタイルは全国に羽ばたくか。



おふろcafe bijinyu
源泉/籠上温泉(ナトリウム−塩化物泉)
   カブラヲ温泉(含硫黄−ナトリウム−塩化物・炭酸水素塩温泉)
住所/静岡県静岡市葵区篭上15-15 [地図]
電話/054-252-1126
交通/JR静岡駅よりバス「妙見下」停徒歩5分
     静清BP昭和IC(下り)より約1.6km、平和IC(上り)より約1km
      ※無料駐車場130台分あり
料金/(平日)大人840円、小人420円
     (休日)大人1,060円、小人530円
     (休日:早朝・深夜)大人840円、小人420円
      ※小人は3歳〜小学生、3歳未満は無料
      ※休日の早朝は朝6:00〜9:00、深夜は20:00〜23:00
時間/6:00〜23:00、毎月第3火曜日定休(祝日の場合は翌日)