秩父温泉満願の湯(埼玉県皆野町下日野沢)埼玉県西部の秩父地方には、温泉施設や温泉宿が点在する。これらは湧出温度が低く、鉱泉と呼ばれるものだが、その中でも観光客に人気なのが、皆野町にある秩父温泉満願の湯だ。平成9年オープンとあって日帰り温泉施設では老舗の部類か。知名度が高く、とりわけ年配客の割合が高い。それもそのはず、館内にはカラオケの歌声が響き渡っているのだから。

秩父温泉満願の湯(埼玉県皆野町下日野沢)フロントから浴室に行く途中の大広間は、食事処を兼ねた休憩室。ステージには「花の満願演芸劇場」を掲げ、客は代わる代わる自慢の喉を披露していた。静かに食事をしたいなら2階の休憩室へ。有料個室もある。カラオケを楽しみに訪ねる客もいるのだろうが、ハイカーの姿も多く、なかには札所巡りのついでに立ち寄る客もいるのだろう。秩父札所34番の水潜寺が近くにあるから、結願=満願というわけか。

秩父温泉満願の湯(埼玉県皆野町下日野沢)脱衣所のロッカーは有料だが、廊下のロッカーはリターン式。多くの客はカゴを使用する。浴室は毎週月曜日に男女交代となるが、内風呂、水風呂、サウナ、露天風呂というのはどちらも一緒。都市部のスーパー銭湯のようなごちゃ混ぜ感や忙しなさがなく、シンプルだから年配層に受けが良いのかもしれない。水風呂を含め、全ての湯船で温泉を使用。地下603mから湧出した源泉は無色透明、飲用としての店頭販売や宅配も行っている。

秩父温泉満願の湯(埼玉県皆野町下日野沢)露天風呂は奥長瀞渓谷の自然に囲まれ、さながら森林浴気分だが、素晴らしいのは正面に落差15mの「満願滝」を眺めることだ。激しく大量に流れ落ちたと思ったら、急に流れが弱まったりと不思議な滝だが、飽きることなくついつい長湯してしまう。露天風呂は郷土の祝い膳「黄金めし」にちなみ、黄金の湯と名付けられている。アワ、ヒエ、キビ、クリなどを炊いた黄金めしは、1,000円にて食すことができる。観光気分もより一層盛り上がることだろう。

秩父温泉満願の湯(埼玉県皆野町下日野沢)

秩父温泉満願の湯
源泉/秩父温泉満願の湯(温泉法の温泉)
住所/埼玉県秩父郡皆野町大字下日野沢4000 [地図]
電話/0494-62-3026
交通/秩父鉄道皆野駅よりバス15分「秩父温泉」下車
   国道140号線「皆野町役場入口」交差点より約4.4km
   ※無料駐車場約200台分あり
料金/(平日1日)大人800円、子供400円
   (平日17:00〜)大人600円、子供300円
   (休日3時間)大人900円、子供450円
   (休日1日)大人1,000円、子供500円
     ※大人は中学生以上、子供は5歳以上
時間/10:00〜21:00、年中無休