テルマー湯(東京都新宿区歌舞伎町)天下の大都会、新宿歌舞伎町に先月18日にオープンしたテルマー湯。大型施設といえばグリーンプラザしかない新宿だから、インターネットでは大きな話題となった。立地や施設の規模、内容を考えればそれなりの利用料金はやむなしだが、オープン後の反応の少なさは何を意味するか。ふと公式サイトを開いてみれば、グランドオープンキャンペーンと称し、9/1〜11/30までの期間限定で入館料の大幅割引を行っていた。

テルマー湯(東京都新宿区歌舞伎町)歌舞伎町の繁華街の東側、新宿区役所や花園神社、吉本興業東京本部のほど近くに、新築した真っ白なビルが建つ。すぐ裏手の遊歩道は都電軌道敷の名残りだ。フロントではタブレットを使用して丁寧な説明をしてくれる。脱衣所のロッカーキーを貰い、隣のリネンカウンターでは館内着とタオルのセットを受け取る。建物は地上4階・地下2階でフロア間は階段またはエレベーターで移動する。まずは2階の浴室へ。

テルマー湯(東京都新宿区歌舞伎町)
(フロアーガイド:クリックすると拡大)

洗い場の数も多く、湯船は室内に白湯、シルク湯、ジャグジー、炭酸泉、水風呂、高温サウナ、スチームサウナ、温泉を使用した露天風呂と寝転び湯。広さと静けさは都会では貴重だ。いくつかについて細かく説明すると、まずジャグジーは寝湯、座湯、立ち湯の各種を揃えているが、いずれも圧力が弱くて物足りない。高温サウナの温度計は85〜88℃といったところで、適度に湿度を保ち、じんわりとした熱さだ。水風呂は約17℃で、しっかりとした冷たさ。

露天風呂は中伊豆温泉「神代の湯」の運び湯だ。楽天トラベルの温泉部門で高評価を得ており、湯ざわりもやわらかい。ただし雨の日はダメだ。一部にでも屋根を設けてくれたらという気もするし、寝湯にいたっては桟木からの雨粒が不快でしかない。あいにくの天候だからか、そもそも平日昼間だからか、浴室内には10人足らずの客しかいない。やはり賑わいは夜になってからか。

テルマー湯(東京都新宿区歌舞伎町)

今回は利用しなかったが、4階は岩盤浴専用フロアとなっている。男女別の利用であるとは新宿区のくだらない条例による。男性2室、女性4室で、そのうち各1室はサウナ室。食事は地下2階に和食とエスニックの2店が隣り合っている。和食店は深夜営業も行っているから、宿泊目的の客には利用価値が高いと言える。

リラクゼーションはアカスリやボディケアなど6種類が3階と地下2階にて、いずれも深夜営業あり。休憩スペースも3階と地下2階に、それぞれリクライニングシートを設置(3階には女性専用あり)。深夜帯に限って岩盤浴専用フロアも休憩スペースとして開放される。個室やカプセルで寝たい人や夜通しわいわい騒ぎたいグループには向かないが、禁止事項のタトゥーも含めて招かざる客のトラブルも多そうな気もする。実際はいかがなものか。

テルマー湯(東京都新宿区歌舞伎町)

目下の課題は集客力の強化だろう。最大収容人数1,500人、延べ床面積約2,000坪を謳っておきながら、閑散とした館内は寂しすぎる。グランドオープンキャンペーンでしっかりと認知させ、まずは平日昼間の客を増やさないと。余計なお世話だと言われそうだが。

テルマー湯
源泉/中伊豆温泉(神代の湯:ナトリウム・カルシウム−硫酸塩温泉)
住所/東京都新宿区歌舞伎町1-1-2 [地図]
電話/03-5285-1726
交通/JR新宿駅東口より徒歩9分
     地下鉄東新宿駅より徒歩9分、新宿三丁目駅より徒歩2分
料金/大人2,850円、中学生以上18歳未満1,980円
     深夜割増料金2,050円(深夜1:00〜早朝6:00在館)
     休日割増料金320円(土日祝と特定日)
     岩盤浴は別途870円(11:00〜26:00)
時間/11:00〜翌9:00、年中無休