ゆめみ処おふろの王様町田店(相模原市南区鵜野森)相模原やまとの湯の閉店後は紆余曲折あったようだが、1年2か月経ってようやく今度は「ゆめみ処おふろの王様町田店」としてオープンした。おふろの王様といえば、近隣には相模原店(旧ゆめみ処ここち湯)が直線距離にして約2.6kmの場所にあり、混同するためか同じ相模原市内にありながらも、こちらは町田店。ちなみに都県境を流れる境川から約330mの距離。

券売機でチケットを購入してフロントへ。1階フロアの半分を占めるのは食事処。子連れを意識してか、ゲームコーナーも贅沢な広さで設けている。館内左手の一画にはボディケアと、通路をはさんでリクライニングシートが12席。ひとりで訪ねても、静かに寛げるスペースがあるのは嬉しい。

ゆめみ処おふろの王様町田店(相模原市南区鵜野森)浴室は2階。やまとの湯時代は階段手前にフロントがあって、1回入浴と複数回(1日)入浴で別料金としていたが、おふろの王様になってこのシステムを改めた。何回でも入浴できるし、もちろん時間制限もない。やまとの湯としてオープンしてから10年以上経つが、内装や設備もリフォームしたのか、浴室内はとてもきれい。変わった点といえば、でいだらぼっち伝説に由来する「じんだら湯」(温泉浴槽)が、人工炭酸泉(非温泉)になったこと。時代の流れか。ほかにジャグジーが数種類並び、備長炭水風呂も。

ゆめみ処おふろの王様町田店(相模原市南区鵜野森)サウナはタワー型の高温ドライと、室内真っ白の低温スチームの2つ。後者では日本初として富士山の溶岩を使用しているというが、効果効能が実感できず。そもそも個人的に好みではなかった。

露天風呂は岩風呂とつぼ湯。いずれも地下1,400mから湧出する温泉を使用している。日差しの当たり具合によっては琥珀色に見える。高い塀をめぐらせており、開放感には乏しいが、岩風呂に設置されたテレビを見ながらのんびり。湯冷まし用のごろ寝デッキもある。

ゆめみ処おふろの王様町田店(相模原市南区鵜野森)食事処のメニューはバラエティ豊かで、しかもリーズナブル。家族利用にはもってこいだ。かつては至近距離で「ここち湯(旧さぶん)相模原店」と競合していたが、どんないきさつか姉妹店に。昔からある港南台店に加え、同じくここち湯から引き継がれた海老名店、瀬谷店、高座渋谷駅前店(大和店)と合わせて、これで5店舗。気が付けば、神奈川県内では「おふろの王様」がいちばんの巨大勢力である。

ゆめみ処おふろの王様 町田店
源泉/鵜野森温泉王様の湯(ナトリウム−炭酸水素塩泉)
住所/相模原市南区鵜野森1-24-9 [地図]
電話/042-767-2603
交通/JR横浜線古淵駅より徒歩18分
     国道16号線「鵜野森」交差点より約700m
     ※無料駐車場あり
料金/(平日)大人780円、小学生300円、幼児無料
     (休日)大人930円、小学生350円、幼児無料
時間/9:00〜24:00、年中無休