薬石の湯 瑰泉(山梨県笛吹市石和町)石和温泉近郊にはオールナイト営業の温泉施設が3軒もあって、山梨県内の温泉めぐりを有意義なものにしてくれる。その3軒とは、石和健康ランドスパランドホテル内藤、そして今回紹介する瑰泉(かいせん)。ほか2軒と異なるのは大人2,100円の入館料で最大24時間、深夜追加料金なしで利用できることだ。「薬石の湯 瑰泉」とは変わった名前だが、瑰とは「珍しい」といった意味がある。そして、宝石露天風呂、薬石ドーム、薬石室(岩盤浴)といった「石」にこだわった自慢の数々。運営するのは山梨県内の宝石業大手・英雅堂グループで、ほかにやまなしフルーツ温泉ぷくぷくも手掛けている。

薬石の湯 瑰泉(山梨県笛吹市石和町)

まだ夜が明けきらぬ時間に訪ねたが、平日にもかかわらず駐車場は予想を超える台数で埋まっていた。安価に泊まれる施設として有名なのだろう、県外ナンバーもちらほら。入館して驚いたのは、廊下やベンチで寝ている客もいたことだ。しかも1人や2人ではなく。イベントルームなる休憩室もあるが、リクライニングチェアやマットに空きはなし。ヤシのござが敷かれたリラックス空間・暖欒は、客の雑魚寝で隙間に入り込む余地はなし。果たして何時頃から埋まりだすのだろうか。

薬石の湯 瑰泉(山梨県笛吹市石和町)

寝るのは諦め、風呂に入る。さすがに早朝の浴室は客が少なく、ちょうどサウナの電源が入ったので、一番風呂ならぬ一番サウナから。水風呂もあるが、冷たすぎるのが苦手な方にはプールがおすすめ。大人が泳ぐほどの広さはないが。ほかにイベント湯(薬湯)、寝湯、ジャグジーもある。浴室内の壁には何やらよくわからぬが、あちこちに宝石が埋め込まれている。しかし、驚くべきは露天風呂のスケール感だ。宝石露天風呂は字のごとく、色鮮やかな巨石がふんだんに使用されている。男湯はレッドジャスパー(碧玉)、女湯はローズクォーツ(紅水晶)がメインで、ともにパワーストーンとしても有名だ。

薬石の湯 瑰泉(山梨県笛吹市石和町)

薬石の湯 瑰泉(山梨県笛吹市石和町)朝のワイドショーが始まる頃には、リラックス空間にもだいぶゆとりが出来てきた。その奥には薬石ドームなる150帖の大空間があって、トルマリンと麦飯石を積んだトロッコが数時間おきに登場する。神奈川県で言えば湯花楽厚木店のボルケーノサウナと同じ仕組みで、ごろごろしながら身体を温めていく。小石状の薬石数種類を敷き詰めた薬石室は、岩盤浴(岩石浴)感覚で利用できる。これらは館内着で利用するため、男女共用、もちろん入館料に含まれている。

客は平均して何時間くらい滞在するのか知らぬが、均一料金だから長時間滞在しなければもったいない。

薬石の湯 瑰泉
源泉/石和温泉(単純温泉)
住所/山梨県笛吹市石和町四日市場1679 [地図]
電話/055-262-1830
交通/国道20号線(甲府BP)「四日市場」交差点至近
     ※無料大型駐車場あり
料金/大人2,100円(12歳以上)、子供1,050円(3歳以上)、幼児無料
     ※館内着・貸タオルつき
時間/24時間、年中無休