湘南台温泉らく(藤沢市湘南台)小田急江ノ島線、相鉄いずみ野線、横浜市営地下鉄の3路線が乗り入れ、発展目覚しい湘南台駅。西口より徒歩2分の複合型商業施設(湘南台ウエストプラザ)に隣接し、先日5/2にオープンしたのが「湘南台温泉らく」だ。この近辺では珍しく、22時間のオールナイト営業(日曜日を除く)、利用は中学生以上と、長時間滞在・大人向けの温浴施設だ。

湘南台温泉らく(藤沢市湘南台)エントランスに数基並ぶ、朱色の鳥居をくぐって入館。まずは券売機でチケットを購入し、下足箱の鍵と一緒にフロントへ。そして、脱衣所ロッカーの鍵と館内着を受け取る。こうしたやり取りをフロントで交わすし、決して安い入館料ではないのだから、最初から券売機とは何ゆえか。エレベーターで3階に上がると、男女の浴室は左右に分かれている。

湘南台温泉らく(藤沢市湘南台)タオルはどこに用意してあるかと探したが、実は入館料には含まれておらず、再び1階へ。券売機でチケットを購入し、フェイスタオル・バスタオルとともに、「どうぞ使ってください」と渡されたのは、白いレジ袋。浴室には歯ブラシやカミソリなどを備え付けていないから、館内着を利用しない風呂だけの客にとっては、この入館料を高いと感じることだろう。

湘南台温泉らく(藤沢市湘南台)湘南台温泉らく(藤沢市湘南台)

湘南台温泉といっても当地を掘削したわけでなく、使用している温泉は奥湯河原の神谷温泉より配送されたもの。万葉の湯のような運び湯だ。神谷温泉について調べてみると、湯河原近隣の分譲地だけでなく、遠くは千葉県の八千代ほっこり湯にも配送を行っている。

もちろん浴室のメインは奥湯河原直送の温泉。無色透明でクセがなく、しかも循環・加水も行っているから、温泉の個性をどれだけ保っているものか。深さ90cmの湯船に身を沈めるもよし、広く設けた段差でじっくり半身浴もよし。また、浴室内にはもう1つ、ジェット兼バイブラ湯もある。

湘南台温泉らく(藤沢市湘南台)露天風呂は4階(屋上)にあって、こちらの利用は24時(日曜日は23時)まで。ぐるりと塀を廻らせ、井桁にすだれをかけているから開放的な感じはしないが、静かな空間に琴のBGMが流れる。人気の人工炭酸泉のほか、うたた寝湯、イベント湯(この日はローズ&サンダルウッドの湯)を配置している。(写真は湘南台温泉らく公式サイトより転載)

いきなり通用口が開いて、スタッフは無言のまま入浴剤を袋から直接ぶち込み、そのまま去っていく光景に唖然。入浴剤は湯船の底に溜まったままだったから、ちゃんとかき混ぜてあげた。屋上の一角には部屋を設け、その室内に水風呂とサウナ室(約88℃)がある。外気浴も合わせて楽しみたい。

湘南台温泉らく(藤沢市湘南台)食事処は1階にあって、ロッカー番号での精算はできないというから、わざわざ脱衣所まで財布を取りに戻る。和食メインにメニューを豊富に揃えているが、オープニングに間に合わなかったのか、棒線が引かれた商品も多い。しかもマジックペンで。昼ピークを外したから空席ばかりだが、下げ膳していないし、メニューブックは散乱しているし。のんびりした空気が漂っている。

湘南台温泉らく(藤沢市湘南台)休憩は2階で。畳でごろごろするもよし、リクライニングシートでうたた寝するもよし。翌朝まで滞在するならこのフロアの充実が鍵となるが、リクライニングシートの数は決して多くはない。そもそも湘南台での滞在需要がどの程度あるのかはわからないが。そして、このフロアには那智の黒石を敷き詰めた「石風呂」もあり、館内着のまま岩盤浴と同じような感覚で利用できる。

湘南台温泉らく(藤沢市湘南台)ここにきて、ようやく入館料に見合った施設内容だと納得。むしろ風呂に入っていた時間よりも長く、このフロアで過ごしたのではなかろうか。「隠れ家のような空間」を謳い文句にしているから、のんびりとした時間を過ごしたい人には打ってつけ。小学生以下を排除したのも、そんな理由だろう。夜21時以降の受付で、朝まで滞在なら2,400円とリーズナブル。湘南台に泊まる理由は思い浮かばないが。

湘南台温泉らく
源泉/奥湯河原・神谷温泉より供給
     (ナトリウム・カルシウム−塩化物・硫酸塩泉)
住所/藤沢市湘南台2-7-5 [地図]
電話/0466-43-1126
交通/小田急江ノ島線・相鉄いずみ野線・横浜市営地下鉄
     「湘南台」駅西口(A・C出口)より徒歩2分
     国道467号線(藤沢街道)「藤沢北警察署入口」交差点より約550m
     ※併設する湘南台ウエストプラザに提携駐車場250台分あり
料金/(平日)1,250円、(土日祝)1,400円
     夜間料金(21:00以降受付)2,400円
     延長料金(21:00以前受付・1:00以降滞在)1,400円
     ※利用は中学生以上
時間/(月〜土)10:00〜翌8:00
     (日・祝)10:00〜23:00

(追記-2016/11/17)
2016/11/22より以下のように料金改定
一般入浴(10:00〜23:00):平日850円、休日950円
 ※館内着エリア利用は別途400円
 ※23:00以降の延長料金は1,500円 *タオル・館内着付き
夜間料金(18:00〜翌8:00):2,000円 *タオル・館内着付き
早朝料金(5:00〜7:00):500円
ひとっ風呂コース(22:00〜翌4:00):70分700円