湯殿館(山梨県中央市若宮)見知らぬ土地を訪ねる時でも、風呂屋で食事を済ますことができれば一石二鳥。スーパー銭湯のように食事処を備えた施設は便利だし、価格も安心だ。山梨県内の温泉巡りの途中、昼食を兼ねて立ち寄ったのは、中央市の湯殿館。中央市と聞いてもピンとこないが、山梨県の中央部、甲府盆地の中央部に位置する小さな都市。

フロントで入館料を支払うが、これにはタオルセットの料金も含まれており、さらには浴衣も利用可。手ぶらで訪ねてもOKだし、個室も備えているから宴席利用の客も多いのだろう。

湯殿館(山梨県中央市若宮)

地下1000mから湧出する源泉は加水・加温・循環せず、かけ流しで使用しており、湯船に注ぐ量で湯温を調整。さらには毎日完全換水しているという。湯殿館では「凛湯」と名づけている。浴室内は高温浴のほか、バイブラ湯と寝湯。露天は岩風呂で、竹筒からお湯が打たせ湯のように流れ落ちる。ペンキ絵といえば都内銭湯の代名詞だが、ここにもあった。中島盛夫師が描いた富士山だ。

湯殿館(山梨県中央市若宮)湯殿館では昨年10月にサウナ室をリニューアルしている。ボナサームサウナ(参考=メトス)は熱源をベンチ下に設置し、熱気や湿度は足元から背中を通って対流するから、中温ながらも汗の量がすごい。さらには7分に1回、ジュワーという音とともに水蒸気(ロウリュ)が発生する。 真新しい木の香りに包まれ、快適なサウナ空間だ。

キンキンに冷えた水風呂、露天での外気浴も交えて、何セット繰り返したことか。山梨県の温泉施設で、まさかサウナに感動するとは思わなかった。
(サウナ室の写真は湯殿館Facebookページより転載)

湯殿館
源泉/ナトリウム−炭酸水素塩・塩化物泉
住所/山梨県中央市若宮33-1 [地図
電話/055-274-2626
交通/JR身延線常永駅より徒歩15分
     国道20号線「国母立体」交差点より県道3号線経由で約3.8km
     ※無料駐車場100台分あり
料金/大人900円、子供500円(3歳〜小学生)
時間/10:00〜23:00、毎月第3火曜日定休