日本ハム×横浜(鎌ヶ谷オープン戦)いよいよ球春到来。オープン戦で、かつ日本ハム主催とはいえ、ファーム本拠地の鎌ヶ谷スタジアムで試合を行うとは珍しい。はるばる3時間もかかって球場に着いたというのに、前売券なしだと駐車場は利用できず、やむなく鎌ヶ谷駅からシャトルバスに乗るとは徒労でしかない。すでに試合は始まってしまったが、チケット窓口は2つしかないから長蛇の列。慌てて机を出し、外野専用の発券カウンターをこしらえるも、諸々の対応はお粗末としか言いようがない。

日本ハム×横浜(鎌ヶ谷オープン戦)日ハムは飛行機の欠航によって一部の主力選手を欠くも、先発ピッチャーは、あの大谷翔平。初回の得点シーンこそ見られなかったが、3回にはホームランとタイムリー、4回には大谷自身の暴投もあって、横浜はあれよあれよと5得点。真っ向勝負で挑んだというより、大谷が勝手に自滅した格好。良いところを見られなかったのは、敵ながら残念だ。

日本ハム×横浜(鎌ヶ谷オープン戦)大谷降板後は、完全に日ハム2軍vs横浜1軍の構図。梶谷には場外ホームランが飛び出し、また若手をどんどん起用するなど、敵地でやりたい放題。投げる方では三嶋が先発ローテの座をかけて意地を見せるも、北篤に2打席連続四球とはいただけない。新守護神候補のエレラは内野ゴロで1点を許すも、少しくらいは日ハムファンを喜ばせてあげないと。

日本ハム×横浜(鎌ヶ谷オープン戦)平日だからよほどの暇人しか来ないと思ったのか、観客は多いのか少ないのか2675名。結局は横浜ファンを一方的に喜ばせるためだけに行われた試合となった。おかげで新曲もさんざん歌って覚えたし、若手や新人選手への期待をも感じさせるよき日となった。帰りはまた満員のシャトルバスに乗って鎌ヶ谷駅へ。たぶん二度と行かないであろう鎌ヶ谷スタジアムは、噂どおりの辺鄙な場所だった。