鶴巻温泉駅前手湯

鶴巻温泉駅前に「手湯」の設置工事が行われている。
近所に住む市民の立場から言わせてもらえば、これぞ税金の無駄遣いだ。
建設費540万円といえども、年度内に急ごしらえするなど実に腹立たしい。

そもそも手湯では観光客が呼べず、収入にはならない
鶴巻温泉には市営の弘法の里湯しか観光資源がなく、朝夕に弘法山へ向かうハイカーの姿があるだけで、昼間の駅前は実に閑散としている。店がないのだから仕方がない。そんな状況で、手湯が設置されたからといって誰がわざわざ立ち寄ろうか。手湯の利用時間はせいぜい10分として、交番の目の前に路上駐車する勇気があるか。そして、手湯そのもので料金は徴収できず、まわりに店がないのだから相乗効果も生まれない。あるとすれば自販機の売り上げくらいか。もし、手湯で満足し、弘法の里湯に行くことをやめたとすれば本末転倒だ。

手湯なら加温要らず。理由はお手軽感
秦野市が保有する「つるまき千の湯」源泉(湧出量毎分380リットル・泉温38.8℃)を使用するものの、足湯には加温が必要。それなら手湯と、実に発想が貧困だ。設置したところで、今後は衛生管理や清掃等に税金が投入されるのだろう。順次、足湯や配湯スタンドの整備も検討されているというが、ぜひ手湯設置後の利用状況、その他効果を議論してからにしていただきたい。

既存施設としての弘法の里湯に、もっと期待はできないものか
「源泉かけ流し」をやりたいのなら、小さくても湯船を新設すればよいだろう。施設内の蕎麦屋、土産物売店は誘客に貢献しているのか。2階の休憩室は広さを持て余しており、軽食メニューしかないから客単価増加に繋がらない。駐車場が有料であることにブーイングの声も少なくない。と、思いついただけでも改善すべき要素はある。温泉街の再活性化というならば、駅前マンション裏の広大な空き地を何とかしろと言いたい。その土地に健康ランドでも建設して、大衆演劇で客を呼んだほうが、よほど活性化への近道だろう。

鶴巻温泉源泉活用の具体的な取組みに関する報告書(PDF)



鶴巻温泉駅前・手湯
鶴巻温泉駅前・手湯
完成した鶴巻温泉の手湯(2015/4/3撮影)