戸越銀座温泉(東京都品川区戸越)戸越銀座商店街は長さ1.3kmにも及ぶ、都内最長の商店街で、約400軒の店が軒をつらねているという。そんな商店街の一画にあって、地域のオアシスといえば「戸越銀座温泉」だ。中の湯として営業していた銭湯だが、平成19年に温泉を掘削してリニューアルオープン。設計は銭湯建築を得意とする今井健太郎氏が手掛け、そのモダンな雰囲気は地域住民のみならず、全国の銭湯ファン、温泉ファンからも人気が高い。

戸越銀座温泉(東京都品川区戸越)「懐かしくも新しい銭湯の姿」をテーマとし、2つのコンセプトからなる浴室がある。「懐かしく癒しの“月の湯”」と「新しい日常銭湯“陽の湯”」。この2つは男女日替わりとなる。フロントで入浴料を支払い、脱衣所へ。ロッカーは100円リターン式だが、扉の内側に挿入するタイプ。町の銭湯といえども、最近は色々なタイプのロッカーがあって、慣れないとややこしい。

戸越銀座温泉(東京都品川区戸越)

「月の湯」と「陽の湯」は違いは、まず室内の雰囲気。月の湯はモノトーンを基調とし、メインの湯船では黒湯の温泉を使用している。銭湯のペンキ絵のことを背景画と言ったりするが、戸越銀座温泉では入口側の壁に描かれている。月の湯側はかの有名な中島盛夫師が描いた三保の松原。浴室内の階段を上がると露天風呂。四方をほぼ囲まれており、露天風情はまったくないが、檜仕上げで浴室とは趣を異にしている。

陽の湯はベージュを基調とし、メインの湯船は軟水炭酸泉。こちらのペンキ絵は新進気鋭のアーティスト・gravityfreeが描いた七福神の宝船。露天風呂は黒湯の温泉を使用しており、モノトーンの内装。

対照的な室内空間にして、どちらの浴室でもジャグジーや水風呂、サウナを備えているから、毎日通う常連から初めて訪ねる銭湯ビギナーまで、幅広い客層にウケが良いはず。何しろこの雰囲気、スケール感は単なる町の銭湯を超越している。この界隈だと武蔵小山温泉清水湯と比較するクチコミも多いが、どちらもぜひ訪ねておきたい銭湯の未来形であると言える。

戸越銀座温泉
源泉/ナトリウム−炭酸水素塩冷鉱泉
住所/東京都品川区戸越2-1-6 [地図]
電話/03-3782-7400
交通/都営浅草線「戸越」駅より徒歩3分
     東急池上線「戸越銀座」駅より徒歩5分
料金/大人460円、中人180円、小人80円
     サウナ利用は750円(入浴料込み)
時間/15:00〜25:00
     日曜日と祝日は朝風呂あり(8:00〜12:00)
     毎週金曜日定休