マルシンスパ(東京都渋谷区笹塚)新宿から京王線でわずか1駅(京王新線で3駅)、笹塚駅至近のマルシンサウナは「マルシンスパ」として今年8月、リニューアルオープンした。サウナ施設のリニューアルとはいったいどういうことか、若い世代やこれまでサウナに縁がなかった客を呼び込むことができるのか、なかなか興味深い。

駅を出たらすぐ目の前に甲州街道、その上を首都高。駅前風景などまるでないのはさすが都会。西の方角へ歩いて1分、パチンコマルシンのビルの10階にフロントがある。スケルトンのエレベーターがぐんぐん上がっていくにつれ、テンションも高まっていく。

マルシンスパ(東京都渋谷区笹塚)下足箱の数の少なさからして施設の規模は想像できるが、ここはいままで訪れたサウナのなかでもコンパクト具合はナンバーワン。フロントで館内着とタオルセットを受け取り、脱衣所で着替えたら11階に移動。この流れを説明してくれない施設が多く、初めて訪れると戸惑うことしばしばだが、お姉さんは丁寧に教えてくれた。

マルシンスパ(東京都渋谷区笹塚)浴室は洗い場の数がたったの4つ。湯船は大小2つがあるのみで、小さい方が水風呂だろうと思いきやその逆。サウナ施設にとってはサウナ室が主役で、その次が水風呂、高温浴などおまけでしかない。そんな当たり前のことを改めて思い知らされた。それにしても高温浴が1.5帖分の小ささとは驚きだ。水風呂は倍ほどの大きさで、たいして冷たくもないが水は絶えず掛け流し。(写真は公式サイトより転載)

マルシンスパ(東京都渋谷区笹塚)さて、主役のサウナ室。といっても中ほどにikiストーブを置いているため、10人も座れない。平日は2回(休日3回)ロウリュを開催しているが、スタッフが熱気をタオルで回旋しようにも狭すぎて、ゆっくり左右に扇ぐのみ。そのあと上下に振り下ろすように扇いでくれるが、こんどは天井にぶつかってしまうため、強烈な熱波は望むべくもなく。静かに熱気浴を楽しみたい人には、このくらいがちょうど良いのかも。(写真は公式サイトより転載)

休憩室は11階が禁煙、10階が喫煙。笹塚駅や首都高を見下ろす好ロケーションにして、新宿の高層ビル群など都会ならではの景色を眺める。「天空のアジト」とは言い得て妙の隠れ家サウナだ。ちなみにマルシンスパは男性専用だが、同ビル9階には女性専用の「砂塩風呂・パシル・プティ」がある。

マルシンスパ(東京都渋谷区笹塚)
マルシンスパ(東京都渋谷区笹塚)

マルシンスパ ※男性専用
住所/東京都渋谷区笹塚1-58-6 [地図]
電話/03-3376-5225
交通/京王線笹塚駅より徒歩1分
料金/通常入浴:2,500円(12時間)
     90分入浴:1,500円
     深夜割増:1,000円(0:00〜4:00に滞在時)
時間/24時間、元日のみ定休

(追記-2016/2/11)
現在、ロウリュは平日15:00/19:00/21:00、休日と毎月3と7の付く日は13:00/15:00/17:00/19:00/21:00に開催。セルフロウリュも可。
毎月10日はマルシンデーにつき、6時間1,000円で利用できる。