大田黒湯温泉<第二日の出湯>(東京都大田区西蒲田)町の銭湯も経営者の世代が代わっていくなかで、若手も頑張っている。SNSの活用やイベント開催などは若手ならではの発想だが、これをいち早く仕掛けたのが大田黒湯温泉(第二日の出湯)だ。

蒲田駅西口より徒歩10分。一戸建が建ち並ぶ住宅地の一画に大田黒湯温泉(第二日の出湯)はある。フロントの両脇が脱衣所〜浴室で、浴場組合の銭湯マップには露天風呂があるとの記載があったが、それはどちらか一方のみ。半月ごとに男女が入れ替わるという。今回は残念ながら露天風呂なしの浴室だった。

浴室でまず目を惹くのはペンキ絵。なんてことはない雪山に見えるが、定番の立山連峰ではなくロッキー山脈。そこには「大氷原とエメラルド色に輝く絶景、カナディアンロッキーの旅6日間249000円〜」「絶景だ!圧巻だ!大自然だ!カナダ!(カナダ国旗のイラストつき)」。そしてHISの文字もあったから、きっと広告主なのだろう。かつてペンキ絵といえば、広告代理店が地域の商店などに広告収入を募り、富士山などを描いていたが、ここではそんなやり方に倣っているのか。ペンキ絵に宣伝文句を直接添えるなど珍しいが、インパクトは大きい。

湯船は大中小の3つで、順にバイブラ湯、座湯ジャグジー、黒湯の温泉。屋号や暖簾にも掲げているように、黒湯の温泉が名物。蒲田界隈で黒褐色の温泉が湧くことは有名だが、テレビや雑誌などに取り上げられたことが手伝ってか、遠方よりここを目指してやってくる客も多いことだろう。なめらかな肌ざわりが特徴で、わざわざ遠方から訪ねてみる価値はある。

第二というからには第一があるわけで、SNSやイベントの仕掛け人でもある息子さんは、台東区元浅草の日の出湯を経営。第二はお父様が経営している。



大田黒湯温泉<第二日の出湯>
源泉/蓮沼温泉(ナトリウム−炭酸水素塩冷鉱泉)
住所/東京都大田区西蒲田6-5-17 [地図]
電話/03-3731-7761
交通/東急池上線蓮沼駅より徒歩7分
     JR京浜東北線・東急池上線・東急多摩川線蒲田駅より徒歩10分
料金/大人450円、中人180円、小人80円
時間/15:00〜24:30、毎週水曜日定休

第二日の出湯(大田浴場連合会)
大田区の温泉銭湯「大田黒湯温泉 第二日の出湯」インタビュー(日本お風呂温泉倶楽部)
来たれ部員!「蒲田銭湯部」<大田黒湯温泉 第二日の出湯>(大田区産業振興協会)