ハイランドサウナ(横浜市中区若葉町)日本初のサウナ専門ムック本「サウナー」が3月7日(サウナの日)に発売された。そのなかで「全国BESTサウナ2014」として紹介されていたのが、横浜市中区のハイランドサウナ(男性専用)だ。関内、伊勢佐木長者町、日ノ出町の3駅に近く、交通アクセス良好なうえ、屋上には「スカイガーデン」と称する檜の露天風呂もある。

サウナの受付は6階。エレベーターは直通だ。下足箱の鍵と引き換えに、フロントではロッカーの鍵を受け取る。脱衣所はフロント側と食事処側の2か所に通じており、さらに浴室側には入口と出口を別にして扉を設けている。フェイスタオルはあちこちの棚に積み上げてあるが、館内着を置いているのは出口のみ。

ハイランドサウナ(横浜市中区若葉町)バリアフリーな昨今、町の銭湯でもなければ湯船のふちを跨ぐこともないが、ここではすべての湯船においてふちが高く、そして天井が高いわけではないので、寝湯ジャグジーにいたっては頭上注意と書いてある。ほかに湯船は、バイブラ+ジャグジー、紀州備長炭風呂、水風呂。階段を上がると、屋上には檜の露天風呂。この辺りは同じような高さのビルが建ち並んでいるため、さして景色が良いわけでもないが、屋上で真っ裸という開放感に浸れる。雨風と日差しによって薄汚れたリクライニングチェアで寛ごうとは思わないが、テレビもあるし、一角にはトイレもある。

湯船ひとつひとつは大きくないが、そのぶんこだわりはサウナ室にある。スーパー銭湯に比べれば1.5倍ないし2倍くらいあろうかという広さで、テレビをはさんで2つの大型ガスヒーター。室温85℃のじんわりとした熱さ。「男は黙ってサウナ」とばかりに、客はみなサウナと水風呂を往復。屋上での外気浴はこれからの季節に最高だ。

浴室から出ると目の前は食事処だから、サウナのあと一杯やりたい人はそのまま引き寄せられてしまうだろう。階段で5階に下ると、リクライニングシートの並ぶ仮眠室が廊下をはさんで大小2か所。マットの並ぶ仮眠室もある。ビル内にはボウリング、ビリヤード、卓球コーナーもあるので、1日遊ぶもよし。もちろん仕事帰りにサウナでひと汗流して、疲れを癒すもよし。さながらビジネス街のオアシスといったところか。

ハイランドサウナ(横浜市中区若葉町)

ハイランドサウナ ※男性専用
住所/横浜市中区若葉町1-2-2 [地図
電話/045-261-9341
交通/横浜市営地下鉄伊勢佐木長者町駅より徒歩6分
     京急日ノ出町駅より徒歩7分
     JR根岸線関内駅北口より徒歩8分
料金/(フリータイム)1,650円
     ※1:00以降の滞在は深夜料金別途1,000円
     (スピード入浴)1,200円 ※60分間
     (早朝入浴)1,200円 ※受付5:00〜9:00、滞在は12:00まで
時間/24時間、年中無休

(追記-2016/2/4)
ビルの耐震補強工事および全館リニューアルにより、1/31をもって一旦閉館。
営業再開は8月を予定。⇒詳細

(追記-2016/11/9)
休業のまま閉店し、2016/10/1に「ソプラティコ横浜関内」としてオープン。