横浜×巨人(横浜スタジアム)本拠地開幕2戦目とはいえ、横浜スタジアムには今日も大勢のファンが詰め掛けた。古巣相手に先発するは、5年ぶりに日本球界に復帰し、今日4/2が誕生日の尚成(#47)。対する巨人は若手の成長株、宮國がマウンドに。

横浜は梶谷と石川のホームラン、ブランコのタイムリーで、序盤から5点をリード。味方打線の援護と守備にも助けられ、ベテランらしい投球を続けてきた尚成だが、6回にはアンダーソン、村田、ロペスによもやの3連続被弾。これを機に尚成は降板するが、3失点のあと、打線がすかさず3点を奪う活躍を見せ、試合は終始横浜のペースで進んでいった。

横浜×巨人(横浜スタジアム)尚成にしても、2番手のルーキー三上(#35)にしても、無死満塁のピンチを背負う場面もあったが、後続を断ち切って巨人ファンを失意のどん底に。報道を見ると、試合後の原監督もお冠だった様子。しかし、同じような場面展開でハラハラさせられる横浜ファンの心中も察してほしい。8回のルーキー平田(#34)もまた制球が定まらず、1死満塁で降板。リリーフカーに乗ってやってきたのは山口俊だった。

横浜×巨人(横浜スタジアム)今年も山口と心中しなければならないかと思うと溜め息しか出ないが、今日ばかりは怒り心頭。後輩が作った火種に、思いっきり油をまくような醜態をさらし、巨人打線の勢いは止まらない。この回なんと10失点とは、中畑監督いわく「ファンに見せてはいけない野球」。原監督は「奇跡のよう」。決勝点が押し出しのフォアボールなのだから、なんとも馬鹿げている。他球場では中日が15点も取られながら零封され、それよりはマシかと。なんの慰めにもならないが。