箱根町元箱根といえば芦ノ湖南東の元箱根港一帯を思い浮かべるが、住所で言えば芦ノ湖東西の広い地域。そのため芦ノ湖北岸では「湖尻」もしくは「桃源台」と言ったりするが、これは正式な住所ではないため当然カーナビでは検索できない。箱根高原ホテルもパンフレットの記載は湖尻(ホームページでは元箱根)で、敷地は仙石原と隣接する。

箱根高原ホテル(箱根町元箱根)県道75号線より分かれ、森の中を走ること約400m。箱根高原ホテルはその名の通り、高原リゾートの雰囲気漂うロケーションにある。半世紀の歴史を持ち、会議室や体育館を備えていることから、研修合宿や修学旅行といった団体利用を得意としているようだ。一方では「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」(もてなし部門)にもランクインしているから、リーズナブルに泊まりたい方には良いだろう。

チェックイン前後の昼間の時間帯には日帰り入浴も受け付けており、ホームページやパンフレットで200円割り引き。さらには400円割り引きとなる回数券も販売している。ホテルの建物は5階建で、フロントは3階、大浴場は1階にある。男湯は「金時湯」、女湯は「乙女湯」。パンフレットの写真ではそれぞれ湯船1つだが、今年初めに改修工事を行い、もう1つ湯船が増えた(フロントの改修も同時期に行われた)。

箱根高原ホテル(箱根町元箱根)

箱根高原ホテルでは自家源泉を2本所有しており、以前は大浴場(内風呂)と露天風呂で使い分けていたが、これを機に大浴場で2つの源泉を楽しめるようになった。もとからある大きな湯船は元箱根26号泉、新設された小さな湯船は元箱根47号泉。この2つは泉質も違えば(個性を実感することはできなかったが)、泉温も違う。方や適温だが、もう一方はかなり温め。窓は明かり取りのためにあり、景色はまったく望めない。

箱根高原ホテル(箱根町元箱根)露天風呂は離れた場所にあるため、着替えてから移動する。こちらにはカランこそ設けているものの、石鹸などは一切置いていない。岩風呂1つで、手入れされた植栽とその向こうに木立ちを眺める。うとうとしてしまうような温めの湯加減で、長湯にはもってこい。

日帰り入浴客は、2階の「湯上りサロン」を休憩場所として利用できる。畳の間にテレビあり。隣接して屋外には足湯も設けている。それでこの料金設定、しかも割り引きありとは、なんと良心的な施設だろうか。

箱根高原ホテル
源泉/元箱根温泉
     元箱根26号:ナトリウム・カルシウム・マグネシウム-硫酸塩・炭酸水素塩泉
     元箱根47号:単純温泉
住所/足柄下郡箱根町元箱根164 [地図
電話/0460-84-8595
交通/箱根登山鉄道箱根湯本駅よりバス約40分「白百合台」停徒歩5分
     国道138号線「仙石原」交差点より県道75号線経由で約5.6km
料金/大人900円、子供500円 ※フェイスタオルつき
時間/11:00〜16:00