楽天地スパ(東京都墨田区江東橋)最近の温浴業界の流行として真っ先に思い浮かぶのが、サウナ室でのロウリュイベントだ。「ロウリュ」「ロウリュウ」「熱波」など、施設によって呼び名は違うけど、サウナストーンあるいは熱した石ころにアロマ水をかけて蒸気を発生させ、最後は熱波を浴びせるというのが一連の流れ。フィンランド発祥の熱気浴だが、日本でも導入する施設がだいぶ増えてきた。

技術とパフォーマンスで日本一を決定する「熱波甲子園」も開催され、今年の結果は1位がSPA西荒井、2位が楽天地スパ、3位が海老名都の湯。SPA西荒井では前説の長さといきなりの30発に面食らったが、果たして2位の楽天地スパはどんなロウリュで満足させてくれるのか。楽天地スパのある錦糸町を訪ねた。ちなみに、ここは昭和31年に「楽天地温泉会館」としてオープンして以来の老舗だ。

楽天地スパ(東京都墨田区江東橋)南口を出て左を向けば、すぐに目に飛び込んでくるのが楽天地ビル。その最上階の9階にあるのが楽天地スパ。男性専用の、いわゆるサウナ施設だが、この手の施設にありがちな「おじさん臭さ」はまったくない。24時間営業で休憩スペースも充実しているが、今回は60分コースにした。入館料は先払いで、下足箱と引き換えにロッカーの鍵を受け取る。ロッカーの中にはフェイスタオルと館内着の入ったバッグが用意されていた。バスタオルは棚に、ナイロンタオルやカミソリは浴室内にある。

楽天地スパ(東京都墨田区江東橋)さっそくサウナ室へ。室内はコの字型の2段式で、角に細長のikiサウナを設置。ロウリュはタオル回旋のあと、上段はうちわ、下段はタオルで扇いでくれる。2セット繰り返したら「おかわりタイム」だが、一律5回ずつとは物足りない。しかし、11:00〜25:00まで1時間おきに15回行っていることには脱帽。他店のようにタイミングが合わず…ということはまずない。

サウナはもう1つ、よもぎスチームサウナもある。お風呂は水風呂、人工炭酸泉、温泉浴槽の3つ。温泉は地下650mから湧出する黒湯。都市型施設だけあって浴室自体こじんまりとしており、湯船の種類も少ないが、いまどきの客の好みはしっかり押さえている。9階にあるのに磨りガラス越しの眺望がイマイチなのは残念。

楽天地スパ(東京都墨田区江東橋)楽天地スパでの名物といえば「背中流し」だ。いわゆる三助さんのサービスだが、ここでは上半身と洗髪で500円。アカスリに比べればぐっと手頃な料金設定が受けているのか、客が途切れることはなかった。ロウリュのあとには気持ちが良さそうだ。ちなみに都内で「流し」を随時行っているのは、ほかに日暮里の斉藤湯のみ(と言いたいところだが11/10より休止中)。

休憩スペースとしては、レストランのほか、リクライニングシートの休憩室が3室。レストランは深夜まで営業、休憩室は時間指定でスタッフが起こしてくれるそうだ。なにしろ深夜割増料金を加算しても3,300円とは、終電を逃したサラリーマンにとって強い味方。メンズサウナのダークなイメージを見事に覆してくれた。



楽天地スパ ※男性専用
源泉/楽天地天然温泉(ナトリウム−塩化物冷鉱泉)
住所/東京都墨田区江東橋4-27-14 楽天地ビル9階 [地図
電話/03-3631-4126
交通/東京メトロ半蔵門線錦糸町駅2番出口直結
     JR総武線錦糸町駅南口徒歩1分
料金/一般コース2,300円
     60分コース1,200円
     深夜割増料金1,000円(23:00〜5:00)
     ※女性、小学生以下は利用不可
時間/24時間営業(毎週日曜日は23:00まで、翌月曜日は10:00から)
     年中無休