横浜×巨人(横浜スタジアム)先週はぶっ通しで仕事だったので、今日はその代休。もうひとつの趣味である風呂屋めぐりは水曜定休で未訪問だった店をやっつけ、急いでハマスタへ向かうも、到着したときすでに3回裏。横浜が2点を先制した直後で、いつになく大入りの1塁側は歓喜に沸いていた。ファンクラブの引き換え特典は内野自由席の分しか残っておらず、やむなく最上段で立ち見。売店では弁当が売り切れていた。例年のこの時期は最下位を独走していたが、今年はまだ可能性がある。そう思う気持ちはみな同じなのか、順位しかり席の確保しかり、いろんなことで戸惑ってしまう。

横浜×巨人(横浜スタジアム)さて、横浜が三嶋一輝(#17)、巨人がホールトンという両先発。ボウカーの2ランですぐさま同点とされてしまったが、「これがいつものベイスターズ」と落胆している場合ではなかった。直後には中村紀洋が勝ち越しのソロホームランをレフトスタンドに叩き込み、巨人ファンを黙らせると、ここからは完全に横浜のペース。6回には多村の2ラン、梶谷の3ランで5点を奪い、8回には代打内村の俊足に焦ったか、サード村田の送球エラーもあってダメ押しの3点を追加。13安打11得点で巨人を圧倒した。

横浜×巨人(横浜スタジアム)三嶋は球数が多く6回で降板したが、ボウカーの次打席には空振り三振を奪うなど、攻める姿勢は失っていなかった。三嶋はこれで今季5勝目(7敗)。先発ローテとして不動の座を築いたのだから、あとは勝ち星を積み上げるのみ。リリーフ陣は得点差が開くにつれ、気分よく巨人打席に立ち向かえたことだろう。いつもは危なっかしくて見ていられないが、今日はなんとよき日か。

横浜×巨人(横浜スタジアム)お立ち台には三嶋と梶谷。8月に再昇格してからというものの、梶谷のバットは火を噴きまくっている。わずか3週間で8本のホームラン、打率4割6分。今日も4安打6打点の大活躍で、読売粉砕の立役者。守備はまだまだ下手くそだが、そこは目をつぶろう。それにしても山崎と梶谷の二遊間など、誰が予想していただろうか。ファームでの下積みがようやく開花した格好だ。