いよいよ定位置へとまっしぐら。せめてオールスター戦までは踏ん張りたいベイスターズは、昨夜は平塚で零封負け。そして今夜は、本拠地ハマスタでの対ヤクルト2戦目。出不精には定評がある(!?)ヤクルトファンだが、スタメン発表時のレフトスタンドはがらがら。数えてみたら153人というありさま。完全アウェイの空気を味あわせてやれとばかりに、ヤクルト先発の古野を攻め立て、初回に2点、3回にもう1点。早々と引きずり下ろしたまでは良かったが…。

横浜×東京ヤクルト(横浜スタジアム)横浜×東京ヤクルト(横浜スタジアム)横浜×東京ヤクルト(横浜スタジアム)
試合前と試合中のレフトスタンド。そしてライト側からの眺め。

横浜×東京ヤクルト(横浜スタジアム)5回を投げきれば取り敢えずは勝ち投手の権利が得られる高崎だが、2アウトまできて勝ちたくないもんだか、相川に3ランホームランを浴びると、代打の飯原にも2ランホームラン。「高さ危険太郎」とは言い得て妙だが、いったいいつになったら学習するのか。そのあとの吉川も相変わらずのノーコンぶりを発揮したと思えば、バレンティンには最上段まで持っていかれる始末。点差は開く一方だが、ひとり気を吐いたのが「トニー・プラッシュ」ことナイジャー・モーガン。今夜2本目のホームランで点差は1点に。狙いすぎで勢いの萎んだブランコの分まで、見事な働きぶりを見せてくれている。

横浜×東京ヤクルト(横浜スタジアム)逆転、サヨナラ勝利に向け、これ以上点をやりたくないベイスターズだが、9回のピンチには「何のための前進守備だったのか!?」という場面も。ブランコには無理とわかっていても本塁封殺を狙ってほしかった。一発病&歯車の狂いで足元の弱さを露呈したベイスターズ。ヤクルトとはわずか2厘差、ゲーム差0となり、最下位待ったなし。
ヒーローインタビューの写真は飯原ファンの後輩に捧ぐ。