王溢正(ワン・イイゼン #66)が契約解除となり、同じく台湾出身の鄭凱文(ゼン・カイウン #62)も正念場。一軍に復帰して再び貰った先発登板の機会を生かすことができるか。そして受けるキャッチャーの黒羽根も3試合目にして今季初スタメン。高城の陰にすっかり隠れてしまったが、再び存在感を示してほしい。

横浜×埼玉西武(横浜スタジアム)横浜×埼玉西武(横浜スタジアム)球団フラッグ
(首都圏シリーズと称して応援フラッグが配られた。というわけで歴代のフラッグ)

先制したのは西武。2回表、犠牲フライによるものだが、1点は仕方ない。鄭凱文はとかく球数が多く、5回を投げて降板。しかし、3安打1失点で凌いだことについては及第点か。その後は小林寛、山口と繋いでいったが、西武も4番に浅村を据えるなど打線には苦労している様子。

西武の先発は野上。昨晩の死球によって頼みの主砲ブランコを欠き、横浜打線は沈黙。三振の山を築き、スコアボードには0を並べていくが、ようやく得点に結び付いたのは8回裏。

横浜×埼玉西武(横浜スタジアム)ヒットで出塁した内村はすかさず盗塁を仕掛け、タイミングはアウトもボールが逸れてセーフに。荒波のゴロで内村は三進し、今日4番の中村紀洋はショートへのゴロ。ホームに突っ込む内村。またしても完全にアウトのタイミングだったが、クロスプレーでキャッチャー炭谷はボールをこぼし、さらには負傷退場。後味の悪い得点シーンとなったが、同点となって俄然盛り上がるライトスタンド。「(元横浜の)武山を出せー!」の声は届かず、代わりに出てきたのは星孝典だった。ちなみにこの得点シーンの前に野上は降板し、西武二番手はサファテ。もう1点もぎ取って試合を締めたかったが、そう簡単にいかないのが横浜というチーム。

横浜×埼玉西武(横浜スタジアム)同点のまま延長戦に突入し、10回表。2イニング目のソーサは先頭の鬼崎にヒットを許すが、これが右中間のフェンスを直撃する3ベース。このあと2人を仕留め、あと1人打ち取ればというところで、ショートへの打球は梶谷のグラブを弾く。ここで軽快にさばいてこそプロだぞと言いたいが、いまの梶谷にそれを要求するのは酷か。

結局はこの内野安打が決勝点となり、ヒーローインタビューに登場したのは片岡治大(今季、易之から改名)。
「今日は僕のために集まっていただき、ありがとうございました」。
ジョークなのか真面目なのか、さっぱり意味がわからない。片岡よ、鬼崎にくれぐれも感謝しておきたまえ。そして運良く勝ち投手になった涌井よ、ローテーションの枠はいつでも空けて待ってるぞ!