横浜市高齢者保養研修施設 ふれーゆ(横浜市鶴見区末広町)ごみ焼却施設の余熱を使用した温水プールは、省エネの観点からも理に適っており、全国各地に点在する。横浜市内には5か所の焼却工場があり、鶴見工場に隣接するのが「ふれーゆ」。ここには温水プールのほか、温浴施設も併設している。場所は鶴見川河口の埋め立て地、しかもいちばん外れ。正式名称は「横浜市高齢者保養施設ふれーゆ」という。横浜市の生きがい推進施策によれば、「保養、健康づくり、高齢者の交流を促進する場として、いきいきとしたシルバーエイジの実現を支援」(横浜市健康福祉局)とのこと。高齢者のみならず、誰でも(区民・市民以外でも)利用できる。

横浜市高齢者保養研修施設 ふれーゆ(横浜市鶴見区末広町)横浜市の施設ではあるが、実際に運営(指定管理者)するのは、住友不動産グループのエスフォルタとNTTグループのテルウェル東日本。しかし垢抜けないホームページしかり、現地に目立つ看板ないことしかり、明らかに民間施設とは一線を画している。果たして横浜市民にどの程度知られているだろうか。ふれーゆを訪ねる客以外に利用者などいないだろうに、駐車場が有料とはなんたることか。

横浜市高齢者保養研修施設 ふれーゆ(横浜市鶴見区末広町)館内はじつに閑散としており、水着販売のほか、かつて流行ったドクターフィッシュ。レストランや展示温室もある。プールと浴室があるのは2階。券売機でチケットを購入し、自動改札機を通過するシステム。浴室まではガラス越しにプールを眺めるが、25mプール、流水プール、クアプール、子供プールと多種多彩。利用料金は決して安くはないが、子づれ客には満足度が高いのではないだろうか。また、水泳教室も開催している。

横浜市高齢者保養研修施設 ふれーゆ(横浜市鶴見区末広町)高齢者保養研修施設との名目があるため、浴室もプールも高齢者には手頃な料金設定としている。実際に訪れている客も高齢者ばかりで、脱衣所にはいくつもの杖があった。浴室もむろんバリアフリー設計としており、メインとなる湯船にはスロープも設けている。人工温泉装置による北海道二股温泉の湯を売りとしており、バイブラとジャグジーを備えている。つぼ湯といえば露天風呂に付き物というイメージだが、ここには露天風呂がなく、室内に2つ並んでいるのが不思議な感じ。サウナが温めなら、水風呂も温めで戸惑ったが、よく見たら「ぬる湯」とあった。(写真は温水プール)

横浜市高齢者保養研修施設 ふれーゆ(横浜市鶴見区末広町)遠路はるばる訪ね、800円を支払ったことに対して多少の消化不良もあるが、せめて市民・区民については優遇制度を設けたらいかがかと思う。海老名都の湯でも開催している「お背中流し隊」イベントは、ここでも定期的に開催しているようだが館内での告知のみとはもったいない。ここでしか得られないものとしては、浴室内から眺める大黒埠頭の景色だろうか。今回は昼間に訪ねたが、夜景も良さそうだ。

横浜市高齢者保養研修施設 ふれーゆ
住所/横浜市鶴見区末広町1-15-2 [地図
電話/045-521-1010
交通/JR京浜東北線鶴見駅または京急鶴見駅よりバス「ふれーゆ」下車
     ※駐車場1時間100円(最初の2時間)
料金/大人800円、子供300円(3歳〜中学生)、高齢者500円(60歳以上)
     プールの利用料金はホームページを参照
時間/(4月〜9月)9:00〜21:00、(10月〜3月)9:00〜20:00
     毎月第2火曜日定休