ニューウェルシティ湯河原 いずみの湯(静岡県熱海市泉)湯河原町は神奈川県のもっとも西に位置し、温泉街は千歳川沿いに開けている。そして千歳川こそが静岡県との県境をなし、一部は熱海市に宿を構えている。ニューウェルシティ湯河原も住所は熱海市泉。バス通りから専用の橋を渡るが、橋の真ん中にはご丁寧にも県境の線が引かれていた。ここはかつて社会保険庁の負の遺産・厚生年金会館だったが、民間移譲してリニューアルしたのち、昨年8月にホテルに併設して日帰り温泉施設「いずみの湯」がオープンした。

ニューウェルシティ湯河原 いずみの湯(静岡県熱海市泉)路線バスでの訪問ならばホテルの正面玄関から入館すればよいが、日帰り客の駐車場はホテルの裏手にあって、そこには専用の玄関(通用口と言うべきか)を設けている。いずれの場合もフロントに立ち寄って入館料を支払い、バーコード付きのリストバンドを受け取る。それゆえ車で訪れた客は、館内を行ったり来たりするのが意外と面倒だが、建物の構造上やむを得ない。ちなみにいずみの湯があるのは別館で、定礎板には万葉倶楽部設計事務所の名が記されていた。帰宅後にホームページをチェックしてみたら、やはりと言うべきか万葉倶楽部グループに名をつらねていた。

ニューウェルシティ湯河原 いずみの湯(静岡県熱海市泉)脱衣所のロッカーは好きな箇所を使う。履いてきたスリッパもロッカーの中に仕舞う。こういった点で要所要所が不案内な気もしたが、そもそもがホテル併設の施設だし、オープンから半年余りとあらばこんなものかと思う。

脱衣所からは浴室、露天風呂の双方に出入りできる。浴室内の内風呂はタイル張りで6帖大といったところ。通路を隔てて露天風呂を眺める。その奥には個別ブース型の洗い場、そしてトイレもある。室内はモノトーンの内装で、屋根は梁を見せた造り。

露天風呂は岩風呂、水風呂、石風呂の3つ。岩風呂はゆったりとした広さで、一角にはジャグジーを備え、また一部を仕切って水風呂としている。しかし内風呂も岩風呂も加水かつ循環式。唯一の源泉かけ流しが石風呂で、八角形の湯船。そのわきにはデッキもあるが、これから暖かくなる季節には活用の価値大であろう。ドライサウナは利用者が少ないせいか、室内にはヒノキの香りが漂っていた。じっくり汗を流し、冷たい水風呂と交互浴で気分爽快。

ニューウェルシティ湯河原 いずみの湯(静岡県熱海市泉)

無料休憩室はフロントの向かいにある。「憩い処」では軽食も注文できる。「天照の間」は畳敷きの広間だが、客の少ない平日とあってパーテーションで狭められていた。別途300円で浴衣を借りればリラックスルームを利用できる。テレビ付きリクライニングシートが並び、翌朝まで滞在するならぜひとも利用すべし。その際は深夜料金も加算されるが、合計で2,800円とあらば格安。湯河原観光のみならず、箱根や伊豆の出発点として利用するのもよいだろう。

ニューウェルシティ湯河原 いずみの湯
源泉/湯河原温泉(ナトリウム・カルシウム−塩化物・硫酸塩泉)
住所/静岡県熱海市泉107 [地図
電話/0465-63-3721
交通/JR東海道線湯河原駅よりバス7分「理想郷」停徒歩1分
     無料シャトルバスあり(1日8便)
     国道135号線「千歳橋」交差点より約2.8km
     ※いずみの湯利用者専用の駐車場127台分あり(5時間まで無料)
料金/大人1,000円、子供500円(小学生)、幼児400円(3歳以上)、3歳未満無料
     ※24:00以降は追加1,500円
時間/11:00〜翌9:00、年中無休