千葉の湯めぐりスーパー銭湯の大深度掘削を除けば、千葉県に温泉のイメージは沸かないが、それでも幾つか思い出せれば立派な温泉通。神奈川県で言えば箱根や湯河原のような温泉地がなく、強いて挙げれば養老渓谷近辺といった具合で、わざわざアクアラインを越えてまで…と腰が上がらない。

しかし、つい最近発行されたのが「千葉の湯めぐり」という本。ここに紹介されている58湯は、県内をほぼ網羅しているのではないかと思うが、訪ねてみたい施設もいくつかあった。

千葉県といえば黒湯とばかり思っていたが、実は多様な泉質が点在し、そして興味深いのは一時代前の温泉宿が残っていること。さすがはつげ義春が何度も旅した千葉県だけあって、温泉も「鄙び」がキーワードだったりする。いまどきのスーパー銭湯に飽きた人は千葉県を訪ねるべきかもしれない。

千葉の湯めぐり