スパ イアス(横浜市西区北幸)横浜西口の娯楽の殿堂といえばハマボール。昭和45年のオープン以来、ボウリング場をメインとして市民に親しまれてきたが、老朽化による建て替えを経てグランドオープンしたのが平成21年3月。その際に誕生したのが「スパ イアス」だ。地上8階建て、延床面積8,000坪の複合型アミューズメント施設(HAMABOWL EAS)のうち、4階〜7階に及ぶ大型施設で、東京ドームシティの「スパ ラクーア」がプロデュースを行った。

スパ イアス(横浜市西区北幸)コンセプトは「都会の日常に極上のスパ時間を」。大人の癒し空間のため、館内利用は18歳以上とし、地下1,500mから湧出した温泉を使用しているほか、岩盤浴やマッサージなど多様なサービスで人気を集めている。入館料は多少高めだが、在館時間制限なし、オールナイト営業、立地の良さや施設自体の充実ぶりからして利用価値は申し分ない。東口のスカイスパ、みなとみらいの万葉倶楽部とともに、観光やビジネスで横浜を訪ねたときには重宝することだろう。

スパ イアス(横浜市西区北幸)立地について横浜市民はもちろん、神奈川県民の多くの方がご存知だろうからいまさら詳しく説明するまでもないが、横浜駅西口より新田間川沿いにまっすぐ歩いて400mほどの距離。エレベーターで4階に行くと、スパイアスのほかスイーツビュッフェなどがあって、まるでテナントビルのようなフロア構成。スパイアス自体はこのフロアにフロントしかなく、利用方法の説明を受け、リストバンドを貰ったら5階へ。階段を上って正面のカウンターでは、館内着とタオルセットを受け取る。

スパ イアス(横浜市西区北幸)浴室に入ると左右に分かれて洗い場、正面にジャグジーと水風呂、左手にサウナ、右手に温泉の湯船がある。ジャグジーは一段高く設けており、押しボタン式でジェット噴射など。温泉の湯船は深さが2段階で、浅い方では半身浴が楽しめる。お湯はうっすらと茶褐色。湯船の細かな茶系タイルと相まって、シックかつ曲線で洗練された印象を受けた。男湯はドライサウナのみだが、女湯にはほかにスチームサウナもあるようだ。

露天風呂は人工炭酸泉のほか、温度の異なる温泉の湯船が2つ。不感温度(人肌程度のぬるさ)の湯船は長湯ができるためおすすめだ。露天風呂とは言うけれど、勾配天井のルーバーからやわらかい光が射し込み、間接照明を補助的に使用。しかし、景色はおろか外気も感じず、また奥行きがないため、開放感には乏しい。ちなみに浴室側に大きく窓をとっているので、室内にも明るい光が入ってくる。

スパ イアス(横浜市西区北幸)

岩盤浴は6階に2室(うち1室はロウリュウサウナ)、7階に2室(うち1室は女性専用)ある。あらかじめ脱衣所で館内着に着替え、タオルセットを持って移動する。6階には九州沖縄の郷土料理店とアジアンレストラン、ボディケアやマッサージなど多彩な6店舗が並び(5階にも3店舗)、「階段広場」と称する吹き抜け空間があって、いちばん奥にロウリュウサウナ「玄蒸(げんじょう)」と、岩盤浴室「瑪瑙(めのう)」がある。

ロウリュウイベントは毎日8回行われる。定員45名(先着順)で、30分前には館内アナウンスが流れるが、日本語に引き続いて英語でも。さすが国際都市横浜だ。ロウリュウ自体は最近の流行りで、神奈川県内でも新規店舗を中心として5〜6店で行われているが、岩盤浴着での男女同室はスパイアスだけ。円形の室内の中央にサウナストーブを設けており、室内の熱気をスタッフがじゅうぶん旋回したのち、アロマ水をかけて再び旋回。熱波を個別に直接浴びせることはなく、スタッフのトークしかり、上品なイベントだった。火照った身体を冷ますなら、玄蒸に隣接したクールルーム「涼風」へ。

岩盤浴室のうち、「瑪瑙」(6階)と「火火」(7階)は男女共用、「朱蓮」(7階)は女性専用。スパイアスでは岩盤浴の敷布として各々のバスタオルを使用する。汗を拭うのはフェイスタオル。合理的なシステムだと言える。

スパ イアス(横浜市西区北幸)

食事は先ほど簡単に紹介した2店のほか、5階にもカフェがある。マッサージしかり、いずれも店舗もテナントとして入居しているようだ。7階には多目的休憩スペース、5階にはテレビ付きリクライニングシート(男女共用・女性専用)の休憩スペースもあり、ここでは翌朝まで滞在可能。18歳以上を対象とした施設ということもあって、館内は総じて静かでゆったりと寛げる。深夜割増料金を加算しても総額4,380円。ポイントカードやキャンペーンなどお得なサービスもあり、リピーターを中心とした評判の高さに納得。「極上」のうたい文句に相応しい都市型施設だ。

スパ イアス(横浜市西区北幸)

スパ イアス
源泉/横浜天然温泉(ナトリウム−塩化物泉)
住所/横浜市西区北幸2-2-1 [地図
電話/045-290-2080
交通/JR・東急・京急・相鉄・市営地下鉄横浜駅西口より徒歩5分
料金/2,600円(入湯税100円別途)
     休日割増料金 200円(土・日・祝日)
     深夜割増料金1,680円(深夜3:00〜6:00の滞在)
     ※18歳未満は入館不可
時間/10:30〜翌9:00

ハマボールは東日本大震災以後長らく休館していたが、12/15にリニューアルオープン。1/31までオープニングキャンペーンを開催中。