乙女湯(川崎市川崎区浜町)コリアタウンといえば新宿区大久保が有名だが、川崎市川崎区にも存在することをご存知だろうか。戦前から在日韓国・朝鮮系の住民が多く、川崎駅前から新川通りで大島四ツ角を過ぎると、ハナ信組や民団支部がある。ハナ信組のすぐ近くには喜美の湯もあるが、今回はコリアンタウンの中ほどにある乙女湯へ。浅野セメント工場(現在のデイ・シイ)にちなんでセメント通りとも呼ばれている。

乙女湯(川崎市川崎区浜町)焼肉店がちらほらある以外にコリアン要素はなく、もちろん大久保のような賑やかさはない。むしろ庶民的な風情すら感じさせるが、その代表が乙女湯だ。

大きな千鳥破風屋根が乙女の名に相応しいが、見かけた客層といえばおじさんがほとんどだった。しかも向かいの飲み屋とはしごするような。ロビー前のフロントも常連の社交場と化していた。

脱衣所にはマッサージチェアやベンチなど。間口が広いため、浴室は壁側に立ちシャワー2つ+カラン4つ、もう一方がカラン6つ、4-5と5-5の島カランが2列並んでいる。サウナは脱衣所にせり出して配置。奥に湯船が3つ並んでおり、大きい順にガリウム石温浴泉のバイブラ湯(一部は膝を伸ばす格好のジャグジー)、座湯ジャグジー(2人分)、深湯のバイブラ湯兼電気風呂。深湯はイベント湯で、この日は「イヴタス青りんご」。伊吹正化学工業の入浴剤で、香りがいい。お湯は全体的にぬるめだった。

「焼肉を食べておなかを満たした後、汗を流してさっぱりした気分で御帰宅下さい」とは、神奈川県組合、川崎組合連合会の紹介文。大久保で韓流にも興味があるなら万年湯、川崎で焼肉しか興味がないなら乙女湯。もちろん町の銭湯の魅力をじゅうぶん満喫できる。

乙女湯(神奈川県浴場組合)
乙女湯(川崎銭湯どっと混む)

乙女湯
住所/川崎市川崎区浜町3-7-18 [地図
電話/044-333-5909
交通/JR・京急川崎駅よりバス約15分「大島四ツ角」停徒歩4分
料金/大人450円、中人180円、小人80円
     サウナは別途100円
時間/15:00〜24:00、毎月8・18・28日定休