ホテル湯王温泉(山梨県甲府市住吉)甲府市の銭湯「緑ヶ丘温泉」をご紹介した際に、早朝6時より営業だと記したが、同じく甲府市内の「湯王温泉」はそれよりも早く、なんと5:40より営業を始めていた(もしかしたら夏場だけかもしれないが)。しかも昼休みなく、22時までぶっ通し。営業時間もさることながら、安価に温泉が楽しめるとあって、とてもありがたい施設だ。

銭湯といえども本業はホテル。周囲は住宅地で、 駅のほど近くにあるから観光客向けというよりはビジネス利用、あるいは看板にもあるように法事や宴会利用が多いのかもしれない。フロントは宿泊も銭湯も兼用。ちなみに銭湯(料金)である旨はフロントでのみ表示している。

フロントの真向かいが浴室の入口。暖簾の裏に下足入れがあり、脱衣所へと続いているが、ホテルの大浴場というよりは一時代前の温泉施設の風情。スチールロッカーがずらりと並び、鍵に付いているのはゴムバンドではなく、針金を輪っかにしたもの。長期使用に耐えうる素材を考慮した結果だろうが、こんなのは初めてだ。

ホテル湯王温泉(山梨県甲府市住吉)浴室はかなり奥行きがあって、スーパー銭湯並の広さを誇っている。左右にカランが並び、中央にはいくつかの湯船がある。

手前から源泉が注がれた高温浴槽、その奥に流入量を調整した温湯の浴槽。さらにその奥はジャグジーとなっているが、浅めに作っているので寝てしまいそうなほどにぬるい。これが玄関先に貼り紙してあった「チョオンパ温泉はいいねー」。もうひとつその奥は寝湯となっているが、ここでは完全に熟睡モードだ。この部分だけは天井がガラス張りで、日差しのまぶしさを避けるため、目元にタオルを載せているおじさんも。唯一の難点は足を置くところが塩ビ管であるため、常にゆらゆら揺れていることか。さらには、滝のようにどぼどぼ落ちる打たせ湯もある。

かつてはサウナもあったのか、ガラス張りの小部屋は備品庫と化していた。ホテルの大浴場としてはくたびれているが、銭湯としては充実感あり。朝っぱらから風呂につかっていたのは宿泊客だったのか、はたまた地元客だったのか。甲府の繁華街からちょっと離れているが、リーズナブルに宿泊したい人にもおすすめだ。

ホテル湯王温泉
源泉/湯王温泉(単純温泉)
住所/山梨県甲府市住吉5-10-18 [地図
電話/055-235-2885
交通/JR身延線南甲府駅・甲斐住吉駅いずれも徒歩9分
     国道20号線下小河原交差点より県道113号線を北に約600m
     無料駐車場60台分あり
料金/大人400円、中人170円、小人70円
時間/6:00〜22:00、年中無休