明徳湯(横須賀市平作)あちこちの銭湯を訪ねていると、たまに見かけるのが「コミカ風呂」の文字。建物の内外を改修した銭湯であることは共通しているが、具体的に何をもってコミカなのか定義はよくわからない。横須賀市の明徳湯の女将さんいわく、改修した業者が勝手に看板を付けていったそうで、意味までは聞かなかったとのこと。どこの業者かも忘れてしまったが、「とっくに倒産した」らしい。そう言いながらも脱衣所の暖簾はコミカ風呂のネーム入りだったりするが。

明徳湯(横須賀市平作)コミカ風呂を掲げるどの銭湯に聞いても明快な答えはいただけないのだが、ツイッターのフォロアーとのやりとりで興味深い情報が得られた。「コミカ風呂のコミカはコミュニティー+ミニカーの合成語です。ミニカーとはスーパー銭湯ではないが、風呂の種類が豊富という意味だそうです。イシイという風呂屋専門の設計事務所が手がけた銭湯のブランド名で、昭和の終わり頃に改装したモダン風銭湯です」。めぐみ帝国さんより。

さて、明徳湯だが衣笠駅より西へ約1.3kmの住宅地の中にある。隣の豆腐屋とともに町の歴史の生き証人か。ちなみに明徳湯の開業は戦後まもなくだという。玄関を入ってすぐロビー、フロントとあるが、脱衣所も含めてコンパクトなつくり。

浴室は左右の壁側にカランが5つずつ、そして島が2列あるが4-4と片側のみ4つという配列。シャワーは壁側のみ。入口側に小さな水風呂と別料金のサウナ、奥には湯船が3つ並んでいる。まずは深湯のジャグジー、日替わり入浴剤のバイブラ湯でこの日はアロエ。もう1つもバイブラ湯で、湯船の側面にはラドンイオン発生器なる幅60cmほどのステンレスの箱が取り付けられている。どのように作動しているのかよくわからなかったが。

浴室内のタイルの一部が花柄だったり自動車のイラストだったりするのみで、全体的にシンプルな印象。小さくても色々あるという点ではコミカ風呂そのものだった。近所の常連客はもとより、車で訪ねる客もいて、平日の昼下がりとしてはなかなか賑わっていた。

明徳湯(神奈川県浴場組合)

明徳湯
住所/横須賀市平作8-6-2 [地図
電話/046-851-0382
交通/JR横須賀線衣笠駅より徒歩17分
料金/大人450円、中人180円、小人80円
     サウナは別途160円
時間/14:30〜23:00
     毎月6・16・26日定休(日曜日の場合は翌日)