横浜×千葉ロッテ(ファーム平塚球場)エンジンキーを回して右肘をひねったはずが、実は「懲罰降格」だった。中村紀洋(#99)について東スポのすっぱ抜きだが、まさかこんな形でベイスターズが一面を飾るとは。これまで中村紀洋の活躍のおかげでいくつもの勝利を得たが、8月はとくにキヨシ監督も強調していた通りの「全員野球」が実を結んだ試合が多い。東スポ一面をすべて鵜呑みにするわけではないが、村田様が去ったあと今度はノリ様か…と。

横浜×千葉ロッテ(ファーム平塚球場)そんな中村紀洋は、まず今日のファームのロッテ戦で実戦復帰。その内容次第で明日9/1に昇格するとの情報もある。平塚球場は2軍の若き選手たちへの声援に加え、中村紀洋にも大きな声援が送られた。今日は3番サードでスタメン出場し、4番に吉村、5番に井手というクリーンナップ。先発ピッチャーは、これまた復帰が待ち遠しい山本省吾(#15)。対するロッテの先発は光原逸裕。オリックス時代は同じ釜の飯を食ったベテラン同士の対決となった。

横浜×千葉ロッテ(ファーム平塚球場)知られてはいないが、イースタンリーグは首位がロッテ、2位が横浜と楽天で、その差は5.5ゲーム。リーグ戦も終盤に差し掛かり、いよいよ面白くなってきた。まずは目の前の敵を倒して、距離を縮めるのみ。横浜は初回にランナーを3塁に置き、中村紀洋の打球はサードのエラーとなって1点を先制。その後も井手のタイムリー、乙坂のタイムリー、高森の犠牲フライで小刻みに得点し、光原を5回途中でマウンドから引きずり下ろす。

横浜×千葉ロッテ(ファーム平塚球場)6回裏にはロッテ3番手の黒沢から桑原が3ベースヒットを放つと、中村紀洋はセンター前にきっちりとはじき返して今日2打点目。ここで代走が送られて交代となったが、今日の成績は三ゴ失 ⇒慶勝∋或供中前 守備ではゴロをファンブルする場面もあったが(記録は内野安打)、ジャンプしてライナーをキャッチする好プレーも。応援は「驚弾炸裂」コールがメインで、応援歌はなし。桑原を1塁に置いて「走れ」コールが飛び出したときには、皮肉なのかとすら思ったが、ここで盗塁は実現せず。

横浜×千葉ロッテ(ファーム平塚球場)いちばんの声援を浴びていたのは高森勇旗(#62)だったが、5回無死満塁で犠牲フライを打ったほかは、3打席凡退。ここまで打率.235では物足りないし、来季を見据えて奮起を期待したい。

サラサーにも熱狂的な声援が送られており、セカンドの守備ではジャンピングキャッチの好プレーも見られた。助っ人ガイジンとして健気にやっていると思うが、首脳陣の目にはどのように映っているのか。

横浜×千葉ロッテ(ファーム平塚球場)先発した山本は7回表、自ら招いたエラーでランナーを3塁に進めるが、ここが今日いちばんのピンチ。7回を投げて被安打3・無四球・無失点に抑える好投を披露した。林、牛田も得点を許さず、投打において横浜のワンサイドゲームとなった。山本省吾は試合後のヒーローインタビューで「甲子園では150キロを投げる投手もいますが、遅い球でも抑えられる」と自らの投球を振り返った。

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世間での注目は中村紀洋の「禊ぎ」だろうが、果たしてこの1試合で結論は出るのか。キヨシ監督以下ベンチの選手たちに受け入れてもらえるのか。ひたむきなプレーでもう一度信頼を勝ち取ってほしいと願うばかりだが。