道の駅よしおか温泉リバートピア吉岡(群馬県吉岡町漆原)最近では温泉施設を併設した道の駅をよく見かけるが、群馬県吉岡町の「よしおか温泉」もそのひとつ。ふだん旅先でこうした施設はあまり立ち寄らないが、目当てにしていた「総社温泉センターせせらぎの湯」が土曜日にもかかわらず休みだったので、やむを得ず車を走らせた次第。

道の駅には「リバートピア吉岡(日帰り温泉)」「緑地運動公園(ゴルフなど)」「物産館かざぐるま」の3施設があり、利根川にかかる新坂東橋のたもと、風力発電機が目印。リバートピアは平成10年に、緑地運動公園は平成13年にそれぞれ町営施設としてオープンしていたが、2年前の前橋渋川バイパス開通に合わせ、道の駅としてグランドオープンしたという。

道の駅よしおか温泉リバートピア吉岡(群馬県吉岡町漆原)ゴールデンウィークを1週間後に控えていたせいか、土曜日とはいえ駐車場はがらーんとしていた。緑地運動公園ではケイマンゴルフやパークゴルフが楽しめるが、温泉にせよゴルフにせよ、普段の利用者はほとんどが地元住民ではないだろうか。

リバートピア吉岡の館内には浴室のほか、レストランや多目的ホールがあって明るくゆったり。町営施設としては洗練されている部類だろう。また、多目的ホールではバレエ教室などを開講しているという。浴室には内風呂、サウナ、岩風呂風の露天風呂があり、源泉は地下1,300mから湧出。群馬県自体が温泉大国なので、町民の健康増進のために大深度掘削した温泉だが、淡黄色かつ若干の油臭が特徴的。露天風呂は塀に囲まれており、景色はつまらないが開放感は味わえる。入浴料300円は良心的だし、道の駅の温泉としては訪問の価値あり。

道の駅よしおか温泉リバートピア吉岡(群馬県吉岡町漆原)

道の駅よしおか温泉 リバートピア吉岡
源泉/よしおか温泉(ナトリウム−塩化物・炭酸水素塩泉)
住所/群馬県北群馬郡吉岡町漆原1989 [地図
電話/0279-55-4126
交通/国道17号線前橋渋川バイパス沿い
     ※無料駐車場約250台あり
料金/(2時間)大人300円、小人200円
     (1日)大人500円、小人300円
     ※小人は小学生以下
時間/10:00〜21:00
     毎月15日は定休(土日祝日の場合は翌日。奇数月は16日も定休)

リバートピア吉岡(吉岡町役場)
道の駅よしおか温泉(吉岡町役場)

道の駅よしおか温泉の「風車だより」に過去略4年間の経営概況が載っていたので紹介したい。2009年は2ヶ月休館していることもあって入館者数・フロント売り上げともに落ち込んでいるが、2009年の235千人に対し、バイパス開通後の2010年は312千人と飛躍的に増加。2011年は333千人。入湯コスト(=実質支払額)は回数券などの優遇があるためか1人あたり218円。

ちなみに神奈川県秦野市の鶴巻温泉弘法の里湯はオープンして9年7ヶ月で来場者150万人を達成しており、1年あたりでは156千人。料金体系がまったく異なるので単純な比較はできないが、このデータから推測できるのは、町民が銭湯代わりに頻繁に利用しているということ。裏を返せばこの界隈で温浴チェーン店の進出がいかに難しいか。なかなか興味深いデータだと言える。



【総社温泉センターせせらぎの湯(前橋市総社町植野)】

総社温泉センターせせらぎの湯(前橋市総社町)総社温泉センターせせらぎの湯(前橋市総社町)総社温泉センターせせらぎの湯(前橋市総社町)
総社温泉センターせせらぎの湯(前橋市総社町)総社温泉センターせせらぎの湯(前橋市総社町)総社温泉センターせせらぎの湯(前橋市総社町)

1)総社温泉せせらぎの湯は群馬総社駅東側の住宅地の外れにある。カーナビをセットして到着したのが利根川に注ぐ川の水門。2)せせらぎというには味気ない川。3)橋を渡るが、目の前の民家はせせらぎの湯とは無関係。4)民家のわきを通っていく。5)ようやく到着したが、土曜日にもかかわらず休みだった。6)営業時間などは不明。またいつかリベンジしたい。

総社温泉センターせせらぎの湯
源泉/総社鉱泉(泉質不明)
住所/群馬県前橋市総社町植野985-2 [地図
電話/027-253-1126
交通/JR上越線群馬総社駅より徒歩7分
     国道17号線群大病院東交差点より約3.7km
料金/不明
時間/不明