和泉湯(東京都狛江市東和泉)新宿から小田急に乗り、多摩川を渡る1つ手前が和泉多摩川駅。東口から徒歩1分のところにあるのが和泉湯だ。商店街の一画なら駅前銭湯と言うのだろうが、東口は駅前からして住宅地。和泉湯は高い煙突がランドマークの役割を果たしているものの、建物は周囲の景観とよく馴染んでおり、言ってみれば銭湯らしくはない。聞けば昭和31年の開業で、中普請はしたものの建物は当時のままだという。番台からフロント+ロビーに改修する際、通り側を増築したのだろうか。無表情な外観がもったいない。

和泉湯(東京都狛江市東和泉)脱衣所はロッカーとベンチ、体重計。自販機の半分以上はサンプルが取り除かれ、売り切れとなっている。あまり売れないためだろうか。

浴室は手前に洗い場、奥に湯船という一般的な配置。間口が広いため出入口の扉は2つ。カランは境壁側に6つ、真ん中に6-6の島列、外壁側は4つ+立ちシャワー。島列の2つを除いて固定式のシャワーつき。湯船は深湯と浅湯の2つがあって、浅湯のほうは広くてジャグジーつき。温度は42℃くらいか。薬湯は週2回開催で、日曜日が「リラクゼーション&ゼラニウム」、火曜日が「温浴素じっこう」。前者は初めてその名を知ったが、ハーブ系の温浴効果なのだろう。瀬戸内海の景色がペンキ絵で描かれていた。

多摩川対岸の登戸の庶民的な商店街の中にあった松乃湯はとうに廃業したが、登戸よりも住宅地の色が濃い和泉多摩川の和泉湯は健在。「もうやめるけどね」とご主人は苦笑いしていたが、そんな冗談を言わずにいつまでも頑張ってほしいものだ。多摩川土手をジョギングする人などにもぜひ立ち寄ってほしい。

和泉湯(東京都浴場組合)

和泉湯
住所/東京都狛江市東和泉3-2-6 [地図
電話/03-3480-2409
交通/小田急線和泉多摩川駅より徒歩
料金/大人450円、中人180円、小人80円
時間/15:00〜24:00、毎週月曜日定休(祝日の場合は翌日)