塩原温泉郷の11ヶ所の温泉のうち、福渡温泉から3kmほど西に位置するのが古町温泉だ。大型ホテルを中心として組合加盟の宿泊施設は15を数える。かつては団体客の受け入れで賑わったであろうホテルも、大江戸温泉物語、伊東園、おおるりの格安チェーンホテルへと転化したのは時代の流れだろうか。そんな古町温泉にも露天風呂の共同浴場が1ヶ所だけある。

塩原バレーライン(国道400号線と北側で並行)沿いの古町県営駐車場に車を置き、箒側沿いの遊歩道を東に歩いていく。渓流釣りを楽しむ人たちを横目に歩くこと約1km、見晴台釣堀の色とりどりの幟旗が見えたらすぐそばに架かる紅の吊橋を渡る。橋のたもとにあるのが「もみじの湯」。

もみじの湯(栃木県那須塩原市塩原)もみじの湯(栃木県那須塩原市塩原)もみじの湯(栃木県那須塩原市塩原)
もみじの湯(栃木県那須塩原市塩原)もみじの湯(栃木県那須塩原市塩原)もみじの湯(栃木県那須塩原市塩原)

温泉街の規模や箒川を目の前にした開放的な立地ゆえ、露天風呂には簡易的な板塀が立ち、三方を囲っただけの脱衣所では布をカーテン代わりにすることもできる。湯船は小判型で3:2くらいの割合で仕切っている。無色透明の源泉はかなりの熱湯だが、仕切ることによって流れ込む湯量を制限しており、わりと温めだった。目の前を箒川が流れるが、川に面した板塀だけ低くし、その上にすだれを立てている。残念な気もするが、苦肉の策というべきか、もしかしたら管理者の抵抗か。大型ホテルを眺めながら入浴するのもおつな気分だ。ちなみに真正面に建つのは「塩原もの語り館」で、駐車場の利用は来館者のみ。

もみじの湯(栃木県那須塩原市塩原)福渡温泉の「岩の湯」「不動の湯」よりもさらに安く、料金は100円。日の出から日没まで開放しており、またいちおうの目隠しがあるため、混浴とはいえ女性でも利用しやすいかもしれない。ちなみに水着やタオル巻きは不可。

終始ひとりだったので、のんびり入浴することができた。新緑の時期も良いが、「もみじの湯」というだけあって紅葉の時期はもっと良さそうだ。

もみじの湯
源泉/古町温泉(ナトリウム−塩化物・炭酸水素塩泉)
住所/栃木県那須塩原市塩原 [地図
電話/0287-32-4000(塩原温泉観光協会)
交通/東北道西那須野塩原ICより国道400号線で約16km
料金/100円
時間/日の出〜日没

塩原温泉旅館組合



古町温泉とひと続きの門前温泉には「塩原温泉湯っ歩の里」がある。
日本最大級の足湯(延長60m)とのこと。
住所/栃木県那須塩原市塩原602-1 [地図] 電話/0287-32-3101
料金/大人200円、小中学生100円、幼児無料
時間/9:00〜18:00(12〜3月は17:00まで)、毎週木曜日定休(祝日の場合は翌日)