横浜×阪神(横浜スタジアム)気付けばベイスターズの観戦はちょうど1ヶ月ぶり。しかしその間にはファーム4試合などを観ているから球場自体はひさしぶりな感じもしないが、やはり1軍戦はスタンドの熱気が違う。金曜日のナイターでいくら空席が目立とうとも。

渡辺直人の離脱のせいか、ファームの試合でやたらと目に付いたサラサーも昇格し、昨日から2番セカンドでスタメン。土壇場にならないと発奮しないチームだから、打順なんて関係ないのだろうか。器用な選手だとはちっとも思わないが。以下、筒香、ラミレス、中村紀、吉村と続く重量打線が爆発すれば面白いのだが、阪神先発・能見の前に沈黙。

横浜×阪神(横浜スタジアム)横浜の先発は高崎で、ボールが先行する弱気な立ち上がり。2回表、浅井のタイムリーで先制されると(センター荒波にはダメとわかっていてもバックホームしてほしかった!)、なんと能見にもタイムリーをくらい、さらに鳥谷の当たりはライト線にぽとりと落ちるアンラッキーなタイムリー。計3点を失うが、デニーに気合いを入れてもらったか、これ以降に許したヒットは1本だけ(8回を投げて降板)。1点で抑えてくれればその後わからない展開だっただけに、もったいない失点の仕方だった。

横浜×阪神(横浜スタジアム)反撃したい横浜だが、この日気を吐いたのは荒波ひとり。ダイビングキャッチでスタンドを沸かせた直後は、俊足を飛ばして3ベースヒットを放つが、これには後続が凡退。次の打席でもヒットを放つが、またも打線が繋がらず。8回裏に回ってきた打席では、代打金城を2塁に置いて(もうひと伸びでホームラン)、レフト線にタイムリー。チーム6本のヒットのうち半分が荒波。テレ東のアナウンサーにうつつを抜かし、不振にあえいでいる某主将よりも、立派にリードオフマンの役目を果たしている。♪荒波〜Show!見せてくれ!

横浜×阪神(横浜スタジアム)しかし、試合はこのまま終了。荒波に続いて決めてくれたら格好いいのに、サラサーは天ぷら、筒香は見逃し三振。中村紀はヒットを1本打ったような気がするが、ラミレスや吉村は何をしていたか…。重量打線が爆発など夢のまた夢だった。

ところで、せっかく梶谷を使うなら荒波と1、2番でも良いだろうし、サラサーは下位でも良いだろうし。セカンドの守備を意外とそつなくこなしているサラサーの姿に、ちょっと安堵した。