箱根湯本ホテル(箱根町湯本茶屋)箱根湯本ホテルは客室や宴会場ほかに、館内に「箱根ベーカリー」、付属建物として「暁庵」(蕎麦)、「暁亭」(豆腐懐石)がある。暁亭は山縣有朋ゆかりの建物(1907年築)を移築したもので、国の登録有形文化財。箱根ベーカリーは小田原駅西口や仙石原などにも支店を持ち、クロワッサンが有名だという。箱根旧街道の石畳もホテル敷地内を通っている。ホームページやパンフレットでもっと宣伝したらよかろうと思うのだが。

畑宿に至る須雲川通りの別館は5階が地上階(フロント)で、本館とは1階で通じている。浴室も1階にあるためエレベーターで下っていく。浴室の第一印象は天井が低く、圧迫感を感じること。そのためか湯気が充満し、室内の端から端まで見通せないなど広さだけの理由ではない。湯船は4つに区切られているが、いずれも同じ大きさで、いかにも団体客仕様な感じ。内装の雰囲気などにしても、言っちゃ悪いが俗っぽいのだ。

「露天風呂は風呂場を通り抜けた先にあります」といった説明書きがある時点で、気付かない人は多いだろうなと思う。しかし内風呂の大衆的な雰囲気とは異なり、なかなか面白いつくりだった。男湯は「かじかの湯」、女湯は「あじさいの湯」と名付けられている。かじかの湯は岩風呂で、あまり大きくはないなと思ったが、実は岩の裏手にさらに同じ大きさがある。つまり隠れ家的な感じになっているのだ。崖下には川が流れ、左手に目をやれば玉石積み擁壁のかなりの高低差を、水が滝のようにして流れ落ちている。そのせせらぎを聞きながらの入浴。奥まったところを独占してお湯につかれば、先ほどまでの大衆的な雰囲気はどこへやら。のんびりと楽しみたい。

箱根湯本ホテルパンフレット

箱根湯本ホテル
源泉/箱根湯本温泉(須雲川温泉:ナトリウム−塩化物泉)
住所/足柄下郡箱根町湯本茶屋97 [地図
電話/0460-85-8800
交通/箱根登山鉄道箱根湯本駅より徒歩20分
     国道1号線「三枚橋」交差点より畑宿方面へ約1.7km
料金/1,500円
時間/14:00〜17:00