DSCN8648小学校の校庭に二宮尊徳の銅像は付き物だが、その二宮尊徳(金次郎)は小田原市栢山の生まれ。小田原球場に行く前にあまりにも暇だったので、以前から気になっていた尊徳記念館を訪ねた。そもそも、二宮尊徳とは何をした人なのか。非常に気になるところ。尊徳記念館は小田原市の運営で、入館料は大人200円。ゴールデンウィークにわざわざ訪ねる人の方が珍しいか、館内はガラガラだった。

簡単にまとめた二宮尊徳の生涯(1787-1856)
栢山村の中流農家に生まれるが、幼少期に酒匂川の氾濫、相次ぐ両親の死によって田畑を失う。
おじの家で農業と勉学に励み、やがて自家を復興。小田原藩主大久保忠真より「村の模範」として表彰された。
大久保忠真の縁で桜町領(栃木県真岡市)に赴き、農村の復興を指導した。
二宮尊徳の指導は「報徳仕法」と呼ばれ、各地に広まった。

尊徳記念館尊徳記念館尊徳記念館
右)天保の飢饉の際は、人々を救うため小田原城の米倉を開けさせた

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記念館に隣接して、二宮尊徳の生家がある。こちらは無料で見学できる

尊徳記念館二宮尊徳の銅像が全国に広まったのは、明治時代の少年文学書の挿絵がきっかけだと言われているらしい。しかし、記念館に立つのは「回村の像」だった。

二宮尊徳(Wikipedia)
尊徳記念館(小田原市)

尊徳資料館
住所/小田原市栢山2065-1 [地図
電話/0465-36-2381
交通/小田急線栢山駅または富水駅より徒歩15分
料金/大人200円、小中学生100円
時間/9:00〜17:00、年末年始は休館