THE SPA 成城(東京都世田谷区千歳台)最近は日帰り温泉のなかでも、とくに休憩室が充実した施設を好んで訪ね歩いているのだが、そこで見つけたのが世田谷区にある「THE SPA 成城」。環八通り沿いにあって、東名高速東京IC(首都高用賀料金所)と中央道高井戸IC(首都高高井戸料金所)のほぼ中間。複合型ビルの2階で営業しており、3〜4階は系列のスポーツクラブ(セントラルウェルネスクラブ成城)、1階はユニクロ。そして地下1〜2階が駐車場。品川ナンバーの高級車ばかりで、さすがは世田谷の高級住宅地と思った次第。そもそもネーミングからして都会のおしゃれ度満点な感じがする。

券売機でチケットを購入し、フロントでロッカーキーと黄色の札を受け取ったら、バーを通過して入館。次のカウンターでは黄色の札とタオルの入ったバッグを引き換え、こんどは自動改札機にリストバンドをかざして通過。2段階のチェック体制は、スパを利用しない客(飲食エリアは入館料なしで利用可)、スポーツクラブ→スパ利用客のために設けているのだろう。

広々としたホールの一角はカフェスペースとなっているが、こちらは中目黒の人気店「KOOP CAFE」の姉妹店。室内なのにオープンテラス風。大きく窓を取っており、その向こう側のデッキには足湯がある。飲食エリアのもう1店は和食がメインで、ミシュランガイドにも紹介された京都高台寺「よ志のや」(本家さぬきやグループ)の料理長監修のメニューもあるという。スパ銭といえば味も雰囲気もいまいちな食事処が多かったりするが、「餅は餅屋」というコンセプトは素晴らしい。インドのアーユルヴェーダやタイ式マッサージなど、本格的なメニューを揃えている。

スパ成城パンフレット

黒褐色の温泉は透明度50cmほど。すべすべの肌ざわりが実感できる。世田谷区では「そしがや温泉21」(⇒記事)を以前ご紹介したが、客層や雰囲気はまったく異なる。向こうが大衆的な銭湯ならば、こちらは大人の癒しの空間といったところか。浴室はシックな内装でまとめている。施設全体の感想でもあるが、とくに女性受けはするはず。女湯のほうが浴室が広いし、バイブラ湯や塩サウナ、スチームミストサウナは女湯だけに設けられている。

浴室内のメインといえば温泉を使用した湯船だが、男湯の場合はL字型でゆったりとした広さがある。ほかに5種類のジェットバスと水風呂もあるが、これらは温泉ではない。男湯は黄土サウナのみだが、土日限定で「熱波イベント」(ロウリュ)が行われている。露天風呂はタイル張りで真四角の湯船、唯一かけ流しであるつぼ湯があって、いずれも温泉。目隠しの塀に囲まれているのは仕方がないが、板の隙間から光が差し込んでくる。

休憩エリアとしてはコンセプトの異なる3室がある。個別テレビ付きリクライニングチェアと畳スペースの部屋(森香の部屋)、マンガ本のある床暖房の部屋(海温の部屋)、天然岩塩を壁に使用した床暖房の部屋(地然の部屋)。このうち地然の部屋では、ホットヨガなどのレッスンが行われている(有料・要予約)。女性専用だが岩盤浴もある。麦飯石とゲルマニウム鉱石の2種類で、別途840円。全体の充実度、そして個々の完成度からして、のんびり滞在型の施設だと言えるだろう。入館料自体は都心相場でちょっと高めに感じたが、制限の5時間をフルに満喫するならばけっして高くはないのかもしれない。

THE SPA 成城
源泉/成城の湯(ナトリウム−塩化物・炭酸水素塩泉)
住所/東京都世田谷区千歳台3-20-2 [地図
電話/03-5429-1526
交通/小田急線千歳船橋駅より徒歩15分
     またはバス5分「成城警察署前」停下車すぐ
     無料シャトルバスもあり(詳細はホームページにて)
     環八通り「成城警察署北」交差点角
     ※駐車場227台分あり(2時間まで無料、以降30分につき100円)
料金/(平日)大人1,260円、小人630円
     (休日)大人1,670円、小人760円
     ※5時間まで。超過30分ごとに315円
     ※レンタルタオルつき。館内着レンタルは別途210円
     ※大人は中学生以上、小人は3歳〜小学生
     (モーニング利用料金)大人1,050円
     ※平日10:00〜12:00に入館。5時間まで利用可。レンタルタオルつき
     (SPA60-立寄湯)大人:平日840円、休日1,050円
     ※60分以内。超過30分ごとに315円。タオルレンタルなし
時間/10:00〜23:30、年中無休