横浜×西武(小瀬スポーツ公園野球場)今年の西武との交流戦は、西武主催が大宮と所沢、横浜主催が横浜と甲府。同一球場で2連戦しないという日程は珍しいのではないだろうか。甲府だったら埼玉県民も神奈川県民も同じくらいの距離? このくらいの遠征だったらナイターでも日帰り可能だし、野球以外の趣味(といっても温泉なんだけど)と絡めて楽しめる。というわけで甲府市内の温泉銭湯を訪ねたあと、小瀬スポーツ公園野球場へ。横浜としては過去3試合主催して負けなしの相性のいい球場。とくに相性がいいのが藤田で、毎試合大当たりという神業を見せている。しかし、今年はスタメン落ち(途中で代打出場するも空振り三振)。

横浜×西武(小瀬スポーツ公園野球場)横浜×西武(小瀬スポーツ公園野球場)

スタメン発表のスコアボード。なぜか5番レフト・ハーパー(正しくはスレッジ)、6番ファースト・ハミルトン(正しくはハーパー)と表示。1回の表裏が終わるまでスコアボードは真っ暗のままだった。右の写真はレフトスタンドの西武ファン。

横浜×西武(小瀬スポーツ公園野球場)横浜の先発は須田、西武は西口。ルーキーとベテランの対決は両チームとも打ちあぐね、序盤はスコアボードに0が並んだ。横浜に至っては5回までノーヒットだったが、ハーパーのレフトフライを坂田が落球してから流れが傾いた。内藤と武山の連打で満塁とすると、渡辺がしぶとくタイムリーで1点先制。西武もすぐさま追いつくが、その直後には西口をマウンドから引き摺り下ろし、(最近トレードした)江草からハーパーが犠牲フライで1点追加。さらに7回は村田の全力疾走の賜物か、送球エラーの間にもう1点を追加した。エラーや四球は試合の流れを悪くしたり、得点の引き金となるとはよく言うが、まさにその典型。もちろん両チームにとって。

横浜×西武(小瀬スポーツ公園野球場)横浜は江尻、牛田、山口の盤石のリレーで2点差を守りきり、ハマスタに続いて西武戦2連勝。勝ち投手は須田で、8度目の登板にして嬉しいプロ初勝利。ヒーローインタビューでは「ベイスターズは本当にいいチームだと思います」。

横浜は交流戦16試合目で、昨年の勝ち星と並ぶ6勝目(8敗2分・残り8試合)。そしてセリーグ5位の座をがっちりキープ(笑)。さらに甲府では4戦4勝。試合後の2次会では「甲府が本拠地だったらベイスターズ優勝じゃん」なんて冗談が出るなど、今年も相性のよさを見せてくれた。狭い地方球場だというのに、両チームにホームランが出なかったことは意外な結果。イニング間に花火大会はあったけどね。

横浜×西武(小瀬スポーツ公園野球場)横浜×西武(小瀬スポーツ公園野球場)