旅の雑誌30号特集「いま、銭湯がアツい!」

日本の銭湯は、世界に誇るべき文化です。
仕事帰りのひとっ風呂、休日のひとっ風呂。旅の疲れを癒してくれるのもやっぱり銭湯。
町から銭湯の灯がどんどん消えつつあるけど、最近ではインターネットを通じて銭湯のよさが再び見直され、盛り上げていこうという動きも起こっています。
銭湯に行ったことがない人は一度行ってみて!
大きな湯船や庶民的な雰囲気があなたを待っていますよ!




「お風呂屋さんの長い一日」
町の銭湯は夕方から営業を開始する。しかし客を迎え入れるための仕込みは朝から始まっており、閉店後も清掃や翌日の準備などの仕事が続く。利用者が接するのは番台やフロントでの「表」の顔だが、それは長時間かつ体力を必要とする「裏」のお仕事があってからこそ。そこで、普段知ることのできない「裏」のお仕事を中心に、藤沢市の栄湯湘南館・北橋節男さんにお話をうかがった。

「お風呂屋さんが語る銭湯の魅力」(栄湯湘南館・北橋節男)
「銭湯イベントあれこれ」
「スタンプラリーで銭湯めぐり」
「銭湯好きなら“必読”の本あれこれ」

「熱湯グランプリ」
銭湯のお湯って本当に熱いのか!?
みんなの疑問を晴らすべく、自らの身体で実験開始。答えはYESであり、NOでもありますが、たま〜にとんでもなく熱いお湯を沸かしている銭湯があるのです! ビックリを通り越して、むしろ面白い。そんな「熱湯銭湯」をご紹介します。ぜひ皆さんも体験してみてください!

「コインシャワーってどうよ?」
「都心のオアシス・南青山清水湯」(小竹浩之)


-旅行記/ガイド-

「旅ランニングのススメ」(ヲザワ)
2007年にスタートした東京マラソンから火がついたランニングブーム。今やどこへ行ってもジョギングする人の姿を当たり前のように見かけるぐらいの人気になっている。そのランニングだが、休日や夜に近所の公園や道路を黙々と走るってイメージがあるかもしれないが、実はランニングも旅として楽しめる要素があったりする。今回は旅するランニングと題して、一応市民ランナーをやっている私が3つほど紹介して行きたいと思う。

「この国で浴槽に浸かる勇気」(松林忠努)
タクシーから窓の外を見やっていると、写楽の奴江戸兵衛をあしらった暖簾が視界に入ってきた。武漢にも居酒屋風の日本料理店があるのだろう、くらいにしか思わなかった。続いて「浴」の大きな字が目に入ってくるにおよんで「?」と身を起こして過ぎ行く灯りを追いかけた。幸い目的地のホテルは1ブロック先という近距離だったため、数十分後にはカメラを携え謎の日本風店舗まで戻ってきていた。

「景徳鎮の旅 -憧れの地にひとり旅-」(大貫隆生)
40才を過ぎて陶芸を始めたころから、「景徳鎮をいずれは訪ねたい」という思いがあった。しかしながらサラリーマンの余暇に陶芸をする身分では、なかなか景徳鎮まで足を伸ばす時間的余裕もなく、歳月だけが過ぎていった。40才代50才代のころのその気持ちは単なる夢で、「そのうちに」という程度のものであったのだが、還暦を越えて60代も後半の年齢になってくると、「元気なうちに行っておかなければ」という気持ちに変化してきた。俗っぽい表現をすれば「景徳鎮を見ずして死ねない」という気持ちが強くなってきたということであろうか。

「酸ヶ湯温泉と蔦温泉」(中野渡敏雄)
青森には多くの温泉がありますが、特に有名な酸ヶ湯温泉と蔦温泉をご紹介しましょう。国民温泉酸ヶ湯温泉は、八甲田・八幡平国立公園の八甲田山中にあり、浴場の周囲には硫黄の匂いが漂い、鼻にツンとくるほどの強酸性の温泉で、湯船は広くユッタリ入っていられるのが魅力でしょう。この温泉は男女混浴ですが、脱衣所は別々に分かれていますから、混浴とはいえ、それほど気を遣うほどではないように思います。

「温泉記者 角谷理紗の湯めぐり帳」(角谷理紗)
11月14日。温泉記者は湯けむり漂う温泉地で冬の温泉取材を行いました。三朝温泉。東郷温泉。はわい温泉。関金温泉。鳥取県中部地方にある温泉地を「とっとり梨の花温泉郷」と総称します。今回はこのうち、東郷温泉と三朝温泉を舞台にお送りします。2か所の温泉地では老舗温泉、温泉街、さらにはかねてから関心があった湯治に至るまで、温泉について数多くの見識を高めることができ、意味のある一日となりました。

「キンチョウの夏、杮落としでも星を落とす」(小竹浩之)
大阪市長居球技場が「キンチョウスタジアム」に生まれ変わった。蚊取り線香や殺虫剤を製造する大日本除虫菊株式会社が命名権を取得し、スタジアムにそのブランド名を冠したのだ。「金鳥の夏、日本の夏」のテレビコマーシャルはあまりにも有名だが、メーカーはそんな名前だったのかと、ちょっとした新鮮味を覚える。ちなみに蚊取り線香の原料となる除虫菊は、現在のセルビア共和国周辺で発見され、その後、日本を含む世界各地で栽培されているようだ。

「鉄ちゃん道ちゃん #18」(Kめりん)
マニアック列車に乗ってみよう!!◇JRの大半を乗りつぶした私にとって、鉄道旅で狙うは、イベントやキャンペーンとタイアップした臨時列車や行楽シーズン運行される観光列車である。これらの列車は全席指定席の場合が多く、中には1本しか運行されない列車もあり、指定席を手に入れるのは至難の業。注目列車では数分で売り切れることも。

「たびの湯 #30」(小南徹)
四万温泉積善館◇群馬県出身の知人に、面白い温泉はないかと尋ねたところ、この四万温泉にある「積善館」を紹介された。映画「千と千尋の神隠し」の油屋のモデルのひとつと言われ、実際に監督の宮崎駿氏も滞在したことがあるとか。積善館の入り口に着くと、確かに「千と千尋〜」の舞台のように、赤い橋の向こうに形は違うが古めかしい宿屋がある。

「ぶらり街歩き #28」(ビッケ)
群馬県にもハワイアンセンターがあった!!◇先日ふと思い立って群馬県の温泉を訪ねたのだが、草津温泉で立ち寄った蕎麦屋に置いてあったのが「楽遊人」という地元出版社が発行するフリーマガジン。巻末には日帰り温泉ガイドが会って、何気なく眺めていたら、「群馬ハワイアンセンター」という施設を発見!!


-読者と編集者のページ-
「世界の街からこんにちは」
旅行にまつわるニュース、旅行本の紹介「ひかる書房」、夏の甲子園観戦記など


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2010/12/31発行

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