狛江湯(東京都狛江市東和泉)日頃は神奈川県の銭湯をメインに訪ね歩いているが、小田急沿線に限定すると多摩川を渡って東京都に突入。祖師ヶ谷大蔵や千歳船橋の銭湯には興味をそそられるが、未訪問かつ月曜定休を外すと消去法で残ったのが狛江湯だった。というと狛江湯に申し訳ないのだが、これも運命のめぐり合わせ。狛江駅には初めて降り立ったが、駅前は意外なほどに真っ暗だった。メインはバスロータリーのある北口のようだが、狛江湯があるのは南口。明るいのは駅に面した数軒のお店だけで、その背後には住宅地が広がっている。駅徒歩2分の至近距離にあるのが救いで、路地の狭さは初訪問の人間を不安にさせる。

狛江湯はマンションの1階で営業する銭湯で、道路側のスナック、奥のコインランドリーにはさまれて暖簾を出している。暖簾をくぐると小さなロビーで、コインランドリーに出入りも可。スナックにも直接出入りできたら面白いのに、と思ったが余計なお世話か。ロビーの正面にフロントがあって、そのわきから脱衣所へ。L字型の室内には普通の鍵式と100円返却式の2種類のロッカー。奥には壁沿いに作り付けたベンチ、テレビもある。ほかにマッサージチェアやジュースの自販機など。外観やロビーの規模からは想像できないほどの広さ。ロッカーもこんなに必要か!?と最初は思ったが、それなりに客は訪れている。

浴室は全体の3分の2を洗い場が占め、壁沿いや島式など、カランの数は全部で25以上。すべてに固定式シャワーが付き、ほかに立ちシャワーも2つ。ひとことで言うならば銭湯らしくない配置の仕方である。スーパー銭湯風というべきか…。数自体も多いが、その半分以上が埋まっていた。平日19時頃だったが、おもにサラリーマンと思われる方々。

3分の1ほどのスペースのうち、別途料金のサウナ(3帖ほど?)を除いたぶんが湯船となる。湯船は3つ並んでいるのだが、いちばん大きいのは3帖ほどのバイブラ湯、次が3帖弱の水風呂、いちばん小さいのは深湯の座湯ジャグジーで2人分。全体的にお湯はぬるめ。ロッカーやカランの数を考えれば、湯船はもっと大きくても…と思うが、うまい具合に回転するのだろう。

狛江湯のウリはなんといっても水風呂。サウナを利用しなくても、水風呂が嫌いであっても、狛江湯では水風呂に入らないともったいない。銭湯の設備としてはいたって普通だし、室内装飾も殺風景で特筆すべき点がない。よって、いちばん記憶に残ったのが水風呂というわけ。とくに夏は気持ちがよいだろう。もしくは冬に水風呂に入るという贅沢。せっかく銭湯を訪れたならば、有意義に過ごしたい。

狛江湯(東京都浴場組合)

狛江湯
住所/東京都狛江市東和泉1-12-6 [地図
電話/03-3489-3881
交通/小田急線狛江駅より徒歩2分
料金/大人450円、中人180円、小人80円
     サウナは別途350円
時間/15:00〜24:00(日曜日は13:00〜24:00)
     毎週火曜日定休