JNファミリー(相模原市中央区相模原)相模原駅前通りと国道16号線が交差する角に、ホテルを併設した10階建の巨大温浴施設がある。ホームページには「相模原の健康ランド」とあるけれど、郊外型のそれとは違い、実際にアミューズメント的要素が大きい。運営しているのはリフラルという会社で、関連会社としてはパチンコ店の「ジャパンニューアルファ」など。そして秦野のスーパー銭湯「湯花楽」(⇒記事)も実は系列店だったりする。「JNファミリー」は昭和58年にジャパンニューファミリー(サウナ)としてオープンし、平成元年の改装を機に現在の名称となった。

入館するとまずエスカレーターで2階フロントへ。下足箱の鍵を預け、脱衣所ロッカーの鍵をもらう。脱衣所は同じフロアにあって、タオルや館内着の入ったバッグは脱衣所の前にある。また、同じフロアにはフィットネスジムもあり、入館料のみで利用でき、なおかつウェアやシューズは無料でレンタルもしているという。フィットネス目当ての客も相当いるようで、訪れたのは平日の夜だが、館内はかなり混雑していた。毎日何かしらの割引制度を設定していることも要因として挙げられるだろう。館内の雰囲気や客層は「健康ランド」のイメージとは明らかに違う。

脱衣所奥の階段を裸のまま下っていくと浴室がある。手前にアメジストサウナと黄土サウナ、クールルーム、水風呂が揃っている。2つのサウナはいずれも広い室内を有し、黄土サウナの方は敷布の上に寝ころんで利用する。アメジストサウナでは平日3回・休日4回のスケジュールで「ロウリュ」を開催中(男湯のみ)。サウナストーンにアロマオイルをかけて発生した蒸気を、お兄さんがバスタオルで1人1人に煽いでくれる。熱風で一気に発汗するというわけだ。お兄さんはTシャツに褌姿で「せいやせいや」と掛け声も勇ましい。いちばん汗をかいているのは実はお兄さんだったりするわけだが。約10分間のイベントだが、互いに脱落するまいと、客にも無意識のうちに一体感が生まれるから不思議。そういうふうに盛り上げていくのもお兄さんの技。この夏以降、全国の温浴施設で「ロウリュ」はちょっとしたブームに。もちろんサウナ好きには大歓迎のイベントだ。

湯船はイベント湯(週替わり)、漢方薬湯、バイブラ湯、10mほどの長さの温水プールがある。バイブラ湯はいわゆる「シルクバス」だが、照明の具合によって青、ピンク、黄色、緑とお湯の色が変化していくのが楽しい。プールは深さ1mほどで、部分的には半身浴程度に浅い。ぐるぐるとウォーキングするおじさんもいるし、水風呂の代わりに利用するおじさんもいる。ジャグジーが1つもないのは珍しいし、全体の規模からして湯船の種類自体も少ないかな、という印象。世界のリゾート地の写真パネルがいちおうの室内装飾で、少々殺風景な感じもする。デッキチェアは2つしかなく、もうちょっと休むところがあってもいいのに。

最上階の10階にもお風呂があるのだが、それを知る人が少ないのか、着替えたりするのが面倒なのか、いずれにせよ客は少ない。ここには岩風呂風の湯船があって、ガラス張りの屋根が覆っているが露天風呂として楽しめる。近隣ではいちばん高い建物のようで、ビルやマンションの建ち並ぶ相模原の市街地を西と南に渡って眺める。10階には「酵素風呂」もあるのだが、こちらは別料金(1,500円)。酵素を混ぜた大鋸屑の中に、砂蒸し風呂のようにして横たわる。エレベーターホールの目の前にあるのだが、あたりにはビールのようなにおいが立ち込めている。

3階にはレストランとバー、ゲームコーナー、畳敷き休憩室がある。食事メニューは豊富に揃えており、価格設定も良心的。ドリンクバーがあるのも嬉しい。4階にはリラックスルーム(共用・男女別)があって、個別テレビ付きのリクライニングシートが多数並んでいる。5~9階はホテルの客室。このほかにマッサージやエステなどを備えており、設備やサービスはかなり充実していると言える。入浴やフィットネス、エステなど、いろいろな角度から楽しめるのがJNファミリーの魅力なのだろう。休日をのんびりと過ごしたい人にはうってつけのレジャー施設だ。

JNファミリー
住所/相模原市中央区相模原7-1-20 [地図
電話/0120-307-326
交通/JR横浜線相模原駅より徒歩7分
     国道16号線「相模原駅前入口」交差点角
     ※駐車場200台分あり(8時間まで無料)
料金/大人1,500円、子供(小学生)300円、幼児(1歳以上)150円
     深夜料金840円(3:00~6:00に在館・大人のみ)
     延長料金525円(入館から8時間を過ぎて2時間ごと・大人のみ)
     ※誰でも割、レディースデー、ファミリーデーなど各種割引制度あり
      (ホームページで確認を)
時間/24時間、年中無休