横浜ベイスターズ×東京ヤクルト(横浜スタジアム)横浜ベイスターズ×東京ヤクルト(横浜スタジアム)横浜ベイスターズ×東京ヤクルト(横浜スタジアム)

土砂降りだった雨も昼すぎにはやみ、ハマスタでの試合も本当に残りわずかとなれば行かない理由がない。仕事を早く終え、球場に着いたのは19時頃。ヤクルトはエース石川雅規、横浜はルーキー田中健二朗。両投手の好投により無得点のまま、試合は5回を迎えようとしていた。それまでの内容を振り返ってみると、健二朗は4回まで四球1つのパーフェクトピッチングを見せていたようだが、そういう展開のときに限って打線の援護がない。石川の前にいいように打ち取られ、きっかけすらつかめずにいる。

均衡を破ったのは6回表、ヤクルト青木に飛び出したソロHR。最多安打の日本新記録を目指しているだけあって、彼に打たれたんじゃしょうがない。しかしそのあたりからベイスターズの攻撃になると、やたらと「ホームラン」コール。健二朗にも「もってこい」コール。何か目の覚めるような一撃がないと、流れを引き寄せることはできないということか。しかしゴロの山の築くばかり。

横浜ベイスターズ×東京ヤクルト(横浜スタジアム)健二朗は7回表に相川の犠牲フライでさらに1失点。結局は計2失点で降板となったが、期待以上の内容といえるだろう。それに引き換え、8回に登板した高宮はとんだ「水差し…」だった。送りバントでのアウトしか取れずに満塁とすると、あとを継いだ寺原は押し出しのフォアボール。ゲッツー崩れでさらに1点を与え、スタンドはだらけきった空気に。最終回で4点を追いかける展開、しかも球場に着いてからベイスターズのヒットを1本も見ていないのだ! このまま見どころなく終わるなどありえない話。1アウトから石川雄洋がヒットで出塁し、さらに内野ゴロで進塁し、あわよくば得点を…と思うが、最後の最後まで石川雅規を攻略できず。敵ながら天晴れと言わざるを得ない。ベイスターズはついに90敗目を喫し、なんと3年連続のプロ野球記録を樹立。もうね、笑うしかないのです。