月光温泉大浴場(福島県郡山市安積町)郡山市にも最近は温浴施設の増えているようだが、昔からある施設といえば月光温泉だろう。小学校の頃に郡山市に住んでいて、ロードサイドで見かける「月光温泉」の看板は子供ながらに強烈なインパクトを感じたものである。いったいどんな温泉施設なのか? 野球観戦ついでにようやく訪れることができた。郡山市南部、国道4号線バイパスにほど近く、周囲は郊外住宅地といった印象。あらためて地図で確認すると、むかし住んでいた家からもじゅうぶん徒歩圏内だった。

インターネットで「月光温泉」と検索すると、トップに出てくるのは月光温泉クアハイム。宴会場を備えた大型施設で、基本的には日帰り利用がメインだが、客室にて宿泊することもできる。料金プランはさまざまだが、フリータイムだと健康ランド並みの料金(下記参照)。わりと近代的なクアハウスの向かいに、「大浴場」の看板を掲げた建物がある。ここが今回訪れた施設。どう考えてもクアハウスの浴室より小さそうだし、どう見ても共同浴場の佇まい。

月光温泉大浴場(福島県郡山市安積町)外観はさほどでもないが、室内には古びた印象を受けた。「新料金表(4月1日より)」なるものが掲げてあるが、これは何年前の4月1日なのか?と疑問に思えてくる。フロントというほどお洒落ではない受付のおばちゃんに料金を支払うが、お釣りの50円玉を切らしていると言う。「帰りに声掛けて」とのこと。そして「ごゆっくりどうぞ」なんて言うので、ピンときた。両替するのではなく、次の客が持ってくる50円玉を待っているのだな、と。奥には休憩室があるのだろうが、ここで1日過ごすとなると間を持て余しそうだ。脱衣所などはスチールのロッカーが錆びており、鍵なんて付いていない。全体的に昭和の雰囲気が漂っている。

月光温泉大浴場(福島県郡山市安積町)浴室には湯船1つとカラン5つでこじんまりとしている。湯船からは大量のお湯がかけ流されており、しかも熱湯であることに驚いた。源泉48℃がそのまま注がれているらしく、しかも毎分616リットルの豊富な湧出量だからこそ。お湯が冷める余地がなく、湯船につかろうにも気合いを入れなきゃならない。しかし贅沢な気分だ。クアハウスのサイトで「東北屈指の湯量」と謳っているのも納得だし、もっと注目されて然るべきだろう。客が誰もいなくなったのをいいことに、湯船のふちで寝そべってみる。こういう楽しみもこの風情があってこそである。しかしこの大浴場と向かいにあるクアハウスでは、すべてにおいて対照的過ぎるな、と。まぁ微笑ましい話だが。

月光温泉大浴場
源泉/月光温泉(あさかの泉:ナトリウム−硫酸塩・塩化物泉)
住所/福島県郡山市安積町笹川四角坦62-1 [地図
電話/024-945-9882
交通/JR東北本線・水郡線安積永盛駅より徒歩21分
     JR東北本線郡山駅よりバス「笹川変電所」停徒歩1分
     ほかバス便あり(詳細は月光温泉クアハイムのページで)
     東北自動車道郡山南ICより国道4号線あさか野バイパス経由で約5分
料金/(1回入浴)大人350円、小人200円、幼児100円
     (1日休憩)大人1,200円、小人500円、幼児300円 ※8:00〜17:00
     (半日休憩)大人750円、小人300円、幼児200円
時間/5:00〜24:00(女湯は6:00〜24:00)



月光温泉クアハイム
住所/福島県郡山市安積町笹川四角坦43-1 [地図]
電話/024-947-1126
料金/(フリータイム)大人1,680円、子供750円、幼児350円
     (4時間コース)大人1,050円、子供550円、幼児300円
     (2時間コース)大人750円、子供370円、幼児200円
     (1時間コース)大人500円、子供300円、幼児150円
     ※子供は小学生、幼児は3歳以上
     ※フリータイムの場合、大人は浴衣・タオル・バスタオルつき。
      子供はタオル・バスタオルつき。幼児はタオルつき
     ※フリータイル以外はタオル等有料
時間/日帰り利用は8:00〜24:00
月光温泉クアハイム(福島県郡山市安積町)