湯プラザウェルネス(川崎市高津区諏訪)二子新地は多摩川の西岸に位置し、多摩川を越えれば東京都の二子玉川という都県境の町。駅周辺の住所は二子と諏訪であるが、新地とは大正年間に二子橋の架橋によって新たに開かれた歓楽街のことを言うらしい。大山街道が東西を貫き、この一帯はいわゆる三業地として栄えたようだ。道幅の狭い駅前通りにもごちゃごちゃと店が並び、そんな一画にある「ビジネスインウェルネス」に併設して、「湯プラザウェルネス」がある。ホテルの大浴場という位置づけでもあるようだが、入口は別に設けている。玄関先は明らかに銭湯の風情ではなく、しーんと静まり返った印象を受けた。

湯プラザウェルネス(川崎市高津区諏訪)湯プラザウェルネス(川崎市高津区諏訪)

券売機でチケットを購入するが、新1,000円札は非対応であるため、フロントで夏目漱石の旧券と引き換えてもらう。フロントの前には食堂のような雰囲気と広さを備えた休憩所。フロントわきの階段を上がっていくと浴室がある。ロッカーの鍵は下足箱の鍵と引き換え。

浴室はいかにもホテルの大浴場といった雰囲気で、湯気抜き部分に天窓があるため、明るくてゆったりとしている。なぜか演歌のBGMが流れているのはご愛嬌か。真っ昼間だからか客は少なく、閑散とした印象を受けたが、別途500円(高くないか?)のサウナで汗を流しているおじさんの姿もちらほら。休日を満喫しているのだろうが、どことなく堅気の人じゃないような…。どこの銭湯でも言えることだが、昼間は人間模様もさまざまだ。

カランは壁際に6、7-7、5-5の配置(シャワーなしの箇所もあり)で、ほかに立ちシャワー2つ、そして湯上がり時のための足シャワーも完備。浴室奥に設けられた大きな湯船にはバイブラ湯、座バイブラ×2、座ジャグジー×1(押しボタン式)を備えている。湯船自体が大きいので、お湯もぬるめになっちゃっている。室内にはほかに小さな水風呂もある。数段上がるとバルコニー部分に露天風呂がある。古代檜でつくった湯船だ。内湯に比べればちょっと熱めかもしれない。塀で囲まれているのは場所柄、仕方がないことなのだろう。

夕暮れ時には地元客で賑わうのだろうが、昼間はどうしてもホテルの大浴場を訪れている気分。銭湯らしさはちっとも感じられなかった。下町の人情銭湯とは対照的で、そこがいいという客がいるかもしれないが。ともすればサウナ込みの950円というのは平均的な相場であって、銭湯(お湯につかるだけ)だけの450円というのは、もしかしたら良心的な金額なのかもしれない。ちなみにホテルはシングル1泊6,500円という、極めて良心的な価格設定だ。

湯プラザウェルネス(神奈川県浴場組合)
湯プラザウェルネス(川崎銭湯どっと混む)

湯プラザウェルネス
住所/川崎市高津区諏訪1-12-1 [地図
電話/044-844-7123
交通/東急田園都市線・大井町線二子新地駅から徒歩2分
料金/大人450円、中人180円、小人80円
     サウナ別途500円(毎週火曜日・金曜日はサウナデーにつき別途200円)
時間/14:00〜23:30、原則として定休日なし