木もれびの宿ふるさと(箱根町湯本茶屋)箱根湯本駅から滝通りをまっすぐ行くと、突き当たりにホテルおかだ湯の里おかだ箱根の森おかだ、そしてもう1軒おかだグループとして「木もれびの宿ふるさと」がある。全7室の小さな宿だが、日中は日帰り入浴客の利用が多いようだ。その証拠として、ポイントカードや回数券を導入するなど、宿泊施設では珍しいサービスを行っている。無料休憩室も畳敷きで広いし、なにより850円という入浴料金は、箱根にしては良心的だと言える。(そもそも1,000円以上が当然という、箱根の相場自体がおかしいのだが…)

木もれびの宿ふるさと(箱根町湯本茶屋)フロントでは下足箱の鍵と引き換えに、ロッカーの鍵を受け取る。館内はほのかな照明で現代風のつくり。浴室は入館してすぐ右手にある。宿泊客の動線と交錯しないための配慮なのか、単に立地や地勢の問題なのか。脱衣所から浴室、露天風呂の双方に出入りできるようになっており、また双方に洗い場がある。施設として大きくはないので、浴室もこじんまりとしている。

木もれびの宿ふるさと(箱根町湯本茶屋)内風呂と露天風呂に湯船が1つずつ。目の前に山の斜面が接しており、竹垣風の塀の裏側には雑木林が生い茂っている。露天風呂だと間近すぎるため、大きく窓をとった内風呂のほうがいい眺めかな、と。勝手に窓を開けちゃって風を感じながらの入浴だ。露天風呂の女湯側には滝があるという。ホームページの写真で確認すると、落差1mほどだろうか、確かに人工的な滝があって、風流な眺めを演出している。浴室自体も梁を見せたり、モルタルで仕上げたりといったところで、素朴な佇まいを演出している。

お湯は無色透明で循環式。わずかに漂うにおいが気になる。塩素消毒の仕方が甘いのか、お湯が古いのか…。雨上がりだし、たまたまなんだろうな、と思いたい。4室ある浴室つきの部屋(露天風または露天風呂)では源泉掛け流しだというから、宿泊客との差別化はこういったところで図っているようだ。なお、宿泊客はホテルおかだの大浴場を無料で、湯の里おかだを1,000円で利用できる特典つき。浴室つきの部屋でも宿泊費はリーズナブルな部類だと思うので、箱根で宿泊を計画している人にとっては、検討材料の1つに加えてもよいのではないだろうか。

木もれびの宿ふるさと
源泉/湯本温泉(単純温泉)
住所/足柄下郡箱根町湯本茶屋191 [地図]
電話/0460-85-5559
交通/箱根登山鉄道箱根湯本駅より徒歩18分
     または各旅館共通送迎のマイクロバス5分
料金/大人850円、子供500円
時間/9:00〜18:00(休日は〜20:00)