よみうりランド丘の湯(東京都稲城市矢野口)今回ご紹介する丘の湯は、よみうりランドに隣接するスーパー銭湯。直営施設として2004年にオープンした。遊園地と温浴施設の組み合わせとして思いつくのは、東京ドームシティ(後楽園)のSpa LaQua、としまえんの庭の湯、富士急ハイランドのふじやま温泉といったところ。誘客の相乗効果を狙いたいという思惑だろう。よみうりランドの場合は、多摩丘陵の広大な敷地に遊園地、ゴルフ場などの施設があり、もちろん巨人2軍の本拠地ジャイアンツ球場も忘れてはならない存在だ。観戦チケットの提示で、フェイスタオルかレンタルバスタオル無料という特典がある。

よみうりランド丘の湯(東京都稲城市矢野口)よみうりランド丘の湯(東京都稲城市矢野口)よみうりランド丘の湯(東京都稲城市矢野口)

バス停そばの建物に「丘の湯入口」の看板が出ている。ずいぶん地味な建物だなぁと思ったが、実際にはこの建物を通り抜けていく。玄関までのアプローチは庭園風に整備されており、館内からは屋外テラスで接している。また、東側には赤坂の秋月藩邸から移築された黒田門があり、食事処からは真正面に眺める。館内通路も外の日差しをうまく取り入れており、自然との一体感を意識した設計だと言える。休憩所としては前述の屋外テラスのほか、館内には畳敷きのスペースもある。12帖の広さだが、ごろ寝できる場所があるのはありがたい。子供向けにキッズコーナーもあるため、子供づれの利用でも安心だ。

浴室では地下150mから汲み上げた地下水を使用しているという。「19種類のお風呂と2種類のサウナ」をうたっているだけあって、とくにジャグジー類は充実している。深さやジェット噴射の違いによるものが男湯に5種類、女湯に6種類。あつ湯(といっても他と湯温は大差ないが)、ぬる湯(女湯のみ)、首筋からお湯が流れ落ちる腰掛け湯、水風呂もある。露天スペースには円形のシルクバス、壷湯、寝湯と寝ころび湯(お湯の量の違いでしかない)、そしてメインとなるのは岩風呂。人工的に各地の温泉を再現しており、訪れた日は新潟県の湯沢温泉(単純温泉)だった。せっかくなら白濁した硫黄泉とかだったら温泉らしくて良かったのに、と思う。内風呂に歩行浴、露天風呂に足湯もあるが、使い勝手や利用状況を考えると若干の疑問符も。ジャグジーでくつろいでいる目の前を人が歩いていたり、足湯の腰掛け部分に横になっちゃっているおじさんなど。足つぼをマッサージする工夫があれば良いのに、と思ったら女湯にはすでにある。ならば男湯も…。

サウナは内風呂に高温乾式、露天スペースに中温スチームの2種類がある。ぜひ試していただきたいのはスチームサウナで、和漢薬を蒸した室内には生薬のにおいが立ち込めている。時おり湯気が上がる程度なので息苦しさもない。そして塩サウナでもあるから二重に得した気分だ。

壷湯と岩風呂の間からは稲城や府中方面の平野部を一望する。「丘の湯」の名の通り、ここがかなりの高台にあることを感じさせる景色だ。ただしこの景色は男湯のみ。しかし、露天風呂の周囲には林が取り囲み、湯船がゆったりと配置されていることもあって、開放感も楽しめる。ごろ寝スペースは通路わきで落ち着かないが、そこから空を見上げると、なんだか近く感じるのは気のせいか。心地よい風が吹きぬけるのもいい。

よみうりランド丘の湯
住所/東京都稲城市矢野口3302-8 [地図]
電話/044-969-1126
交通/京王線京王よみうりランド駅よりゴンドラで5〜10分
     (遊園地営業日・営業時間のみ運行)
     またはバス5分「よみうりランド」停徒歩2分
     小田急線読売ランド前駅よりバス10分「よみうりランド」停徒歩2分
     津久井道(世田谷街道)「高石歩道橋」交差点からよみうりランド方面
     鶴川街道「榎戸」交差点からよみうりランド方面
     ※無料駐車場約200台分あり
料金/(平日)大人600円、小人350円
     (休日)大人700円、小人400円
     ※小人は3歳〜小学生
時間/10:00〜24:00、不定休