盛楽苑(厚木市七沢)数軒の旅館からなる七沢温泉にあって、温泉地のいちばん手前に位置するのが盛楽苑だ。通りに向けて看板を出しているが、玄関先は意外と素っ気なく、見るからに大衆宿の雰囲気。日帰り入浴が始まる11時ちょうどに訪れたが、入れ替わりでちらほらと客がやってくる。ホームページの印象だろうか。七沢温泉では多くの宿が自前のホームページを公開しており、それぞれが上手く魅せるコツをつかんでいる。盛楽苑は日帰り入浴の利用について丁寧に掲載しており、好感が持てる。

盛楽苑(厚木市七沢)盛楽苑(厚木市七沢)玄関を入ると右手にフロント、左手にはロビー代わりの「喫茶ひのき亭」がある。浴室は2ヶ所に分かれていて、内風呂はフロントのすぐ近くに、露天風呂は館内廊下の奥にある。というわけで、まずは内風呂から。旅館の規模のわりには脱衣所は広く、棚と脱衣籠、洗面台があるのみ。がらーんとした印象を受けた。浴室には8帖ほどの湯船、扉をはさんでL字型に計7つのカランがあるだけなので、ゆったり広々とした印象。温泉はなんと地下25mから湧出。お湯がぬるいせいもあって、室内は寒々しくも感じたが。湯船のふちには黒御影石(女湯は赤御影石)を使用しており、つるつるとよく滑る。そんな内風呂には「湯かげん小僧」なる石像がお湯につかっている。「なんだ、先客いたのか?」とまずビックリし、「なんだ石像かよ」と二度ビックリ。リアリティがあって気味悪いと思うか、表情がユーモラスだと思うかは人によって印象が違うかも。浴室の2面がガラス張りで、山なりの地形に竹林の景色。

盛楽苑(厚木市七沢)早々と内風呂をあとにして、こんどは露天風呂へ。男湯が「山城の湯」、女湯が「鶴姫の湯」と名づけられている。館内廊下から外通路に出たところにあって、開放状態の脱衣スペースと6帖ほどの湯船、そしてカランが3つ並んでいる。お湯は内風呂に比べると、ちょっとだけ熱い。塀がぐるりと囲んでいるが、その裏側に背の高い木々が植えられている。遠くには七沢リハビリ病院が見えるが、景色としては楽しくない。温水プール(?)に隣接し、従業員の方々がなにやら作業していたが、それが終わると鳥のさえずりしか聞こえない。のんびりとうたた寝するには最高だ。

盛楽苑
源泉/七沢温泉(温泉法の温泉)
住所/厚木市七沢1811 [地図
電話/046-248-0101
交通/小田急線本厚木駅(厚木バスセンター)よりバス30分「七沢城跡」停前
     または小田急線伊勢原駅北口よりバス24分「七沢病院入口」停徒歩7分
料金/大人900円、小学生600円、幼児400円
時間/11:00〜18:00(90分間)